28話☆ ページ30
「…無い。」
沖田さんの言った通り、すぐに私の外出許可は出た。
それで天馬さん…と、斎藤さん…つまり三番組の巡察についてくる形で来たんだけど…。
どこを探しても、鞄が見つからない…!
斎藤「…天馬、彼奴の力を確認することもなく連れて来てしまったが、良かったのか。」
『ええ、彼女に何かあるようであれば、僕が守りますので。』
斎藤「…それなら良いが。」
何で鞄無いのかなぁ…困ったなぁ…。
そんな風に思っていると、近くで女の人が男の人に絡まれているのが見える。
…この時代のナンパは、とても強引なんだなぁ…見てて不快だ。
「あの。」
〈何だあ!?〉
いきなり声を掛ければ、声を荒げながら私の方を見る。
〈何だ嬢ちゃんか、嬢ちゃんも一緒に飲みに行くか?〉
この時代がそういう時代なのは知っている。
でも私は、一応『お酒は20歳から』と言われる時代からやって来たんだ。
「結構です。それより、その人嫌がってますよ。」
〈うるせぇ、良いから付いてこい!〉
うっそマジかよ短気にもほどがありません!?
だからモテないんじゃないかな、いずれハゲるよ!?(謎)
てかハゲろ(真顔)
「わー、良い年した男の人がそんなことしてー、だからそういうことしない限り誰にもお酒にさえ付き合ってもらえないんだ悲し。」
〈ああ!?〉
…ごめんね、
「くっだらなーww」
この時代来てからの鬱憤晴らしに付き合ってよ。
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