12話☆ ページ14
「…私どうなるんだろー。」
…私は千鶴ちゃんじゃない。
千鶴ちゃんみたいに何か目的があって彼処に居たわけでもない。
…何が言いたいかと言うと…ここで殺されてもおかしくない存在であるということ。
「…この世界に来たなら、未来とか変えたいのになぁ…。」
…別に、未来変えたって良いと思うんだよね。
いずれ世の中が変わるとき、それに応じさえすれば…誰が生きて誰が死んでも…何もかもが変わったりはしないと思うんだ。
…っていうか正直なことを言うと、薄桜鬼の知識はあっても本当の新選組(歴史)の知識とかはないんだよね、本当に何もかも普通だったから!
歴史のテストもオール平均点☆
あれ、何か自分で言ってて悲しくなって来ちゃったなぁ…(遠い目)
「…はあ…ここで死ぬのは、嫌だなぁ…。」
目を閉じれば浮かんでくるのは、大好きな妹に弟…母や父…“仲間達”…“友達”…。
…そして今更なことを考える。
「事故に遭うとき何で“アイツ”居なかったのさ…。」
だからトラックにも気付かなかったし、この世界に来てからも何かと起こるんじゃないの…!?
そう思いながら、一人溜息を吐く。
「…次会ったら、会うことが出来たら、サボりやがってって言ってやるからな…。」
絶対ドヤしてやるから…覚えてろよ、馬鹿。
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…寂しいよ、一人は嫌だよ、
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独りにしないでよ…
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