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・
運命というのはわからないもので
諒を見送った後具合が悪く病院へ行くと
妊娠してることがわかった。
タイミングは最悪で
もう少し前にわかっていれば引き止められたかななんて思ってしまう。
またひとつ、言えないことが増えてしまった。
産むか迷った私は
ずるずると悩みを引き延ばしにし
結局中絶出来ないところまで引っ張ってしまい
諒が帰ってくるまでひとりで育てることを決めた。
月日が経つにつれ
大きくなって行くお腹に
生きたい、と言わんばかりに動く子どもを
殺すなんて出来なかった。
・
お腹もすっかり大きくなり
歩くのも大変になったある日のこと。
家のインターホンが鳴った。
ドアを開けると、そこにはぺけたんがいた。
ぺ「ごめんね、急に押しかけて」
あ「うん、いいよ」
私は彼を家に通した。
ぺ「…まさか、妊娠してる？」
家に入って第一声がそれだった。
仕方ないよね、一目瞭然だもん。
あ「うん」
ぺ「…シルクとの？」
あ「それ以外に付き合ってた人いないよ」
そう言うと少し困った顔をして
ぺ「…シルクには言ったの？」
と聞いてきた。
あ「連絡手段ないから。あと、困らせたくないし」
私はお茶を入れにキッチンへ行く。
ぺ「え、じゃあ今電話かけるから話しなよ」
そう携帯を出すぺけたんに
あ「…北海道までわざわざ来てくれてありがとね
遠かったでしょ」
とわざと話をそらすことを言った。
ぺ「あ…うん」
あ「諒はやりたいことやれてる？」
ぺ「うん、すごく充実してるって」
何か言いたげなのを察し私はわざと質問攻めにする。
あ「今日はどうして来たの？」
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819Love - 涙腺崩壊しました。これからも頑張ってください！ (2019年8月13日 19時) (
レス) id: 71d15e6b35 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ氏(プロフ) - 感動しました！これからも頑張って下さい (2018年11月13日 21時) (レス) id: 8d9cfe2156 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使のん - 思わず号泣してしまいました。本当に良い作品をありがとうございました！ (2018年11月6日 21時) (レス) id: 51ad69ecdf (このIDを非表示/違反報告)
momomokako - 号泣しました。いい作品をありがとうございました。 (2018年8月14日 16時) (レス) id: de87504c5f (このIDを非表示/違反報告)
有枢(プロフ) - 涙が自然にポロポロと流れたきた(´；ω；｀) いい作品をありがとうございます (2018年8月10日 13時) (レス) id: f414b669f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橘雫
| 作成日時：2017年4月26日 17時
