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「これ、照史が名字に渡せって」
「、、、ありがとう」

あれから数日、重岡とは気まずいまま

目が合うと何か言いたげな顔をするんだけど、私が重岡と話すことから逃げている





残業なしで上がれたラッキーな日
家に帰ろうと会社を出ると数メートル先に中間さんの姿が

これって勇気出して声掛けたら一緒に帰れちゃったりするのかな?

数秒立ち止まった後に覚悟を決めて早足で中間さんを追いかける

いや、追いかけようとした



「行くな」
ぐっと後ろから腕を捕まれて足が止まる

それと同時に私の横を駆けていく綺麗な女の人

「淳太!」
可愛らしい声で名前を呼んで腕を絡ませる

「お前!?なんでここにいるん?」

驚く中間さんの声は聞こえたけど姿は見えなかった



後ろにいるアイツの手が私の目を覆ったから

「中間さんに彼女がいるって知ってたの?、、、重岡」
「、まあ、な」

気まずそうな声で返事をする重岡
視界から手をどかされると、もう中間さん達はいなかった

「ふふ、ほんと私ってバカだなあ」

なんだか笑えてくる

「ごめんね、重岡が正しかったね」


数秒の沈黙の後、重岡が言った
「お前、この後暇?」
「別になんもないけど」

じゃあちょっと俺に付き合え、と言うとスタスタ歩き出す

「ちょっと待ってよ!どこ行くの?」

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イツキ(プロフ) - red_westさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます!これからもゆっくりではありますが更新していく予定なのでよろしくお願いします(^ ^) (2019年11月25日 22時) (レス) id: 1518d6627b (このIDを非表示/違反報告)
red_west(プロフ) - はじめまして。読みはじめたばかりなのですが、しげちゃんらしさがリアルでどんどん引き込まれて読ませてもらっています!楽しみにしていますので、引き続き頑張ってくださいね♪♪ (2019年11月25日 19時) (レス) id: c79c2def81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イツキ | 作成日時:2019年11月17日 9時

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