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「おい、起きれるか?」

優しく肩を叩かれて目を開ける


「あれ、ねちゃってた」
「ぐーすか気持ちよさそうに寝てたで。お腹ポンポンされて寝るなんて赤ちゃんと一緒やな」

安定のウザさにいつもより弱々しい肩パンを食らわす




「んな怒んなや。ゼリーとか買ってきたけど食える?」

「たべたい、お腹へった」

「分かった」


重岡が買ってきてくれたゼリーを受け取ろうとする

「なにしてんの?」

何故かこっちにゼリーを渡してくれない重岡

「1人で食えるん?」

バカにしやがって!と思って重岡からゼリーを奪い取ったはいいけど、、

「フタ開けれない、」

どうやら私はかなり重症みたいです



「俺が開けてやろうか?」
しょうがないから重岡に頼る
不可抗力だからね!

「"重岡さん開けて下さいお願いします"やろ?」

「シゲオカサンアケテクダサイオネガイシマス」

感情を込めずにオウム返しをするとゲラゲラ笑いながら開けてくれた


「はいよ」
そのまま当たり前のようにゼリーをすくって私の口元に近づける

これは俗に言う"あーん"ってやつ

まあでもどうせスプーンも上手く持てないだろうからな

諦めて口を開けて食べさせてもらう




「おいしかった」
ゆっくりだけどなんとか食べ終わった

「そりゃ良かった」
そして何故か後ろを向いている重岡

「え?なんでそっち見てんの?」

しつこく問う私に諦めたのかこっちを振り返った重岡の顔は真っ赤だった

「重岡照れてんの?」
「当たり前や!なんでお前照れてないん!」

だって重岡だもん、と言うと何だか少し悲しそうな顔で

「薬持ってきたるわ」

と立ち上がった

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イツキ(プロフ) - red_westさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます!これからもゆっくりではありますが更新していく予定なのでよろしくお願いします(^ ^) (2019年11月25日 22時) (レス) id: 1518d6627b (このIDを非表示/違反報告)
red_west(プロフ) - はじめまして。読みはじめたばかりなのですが、しげちゃんらしさがリアルでどんどん引き込まれて読ませてもらっています!楽しみにしていますので、引き続き頑張ってくださいね♪♪ (2019年11月25日 19時) (レス) id: c79c2def81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イツキ | 作成日時:2019年11月17日 9時

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