同期と私。

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いつもより遅い時間に出社すると、私よりももっと遅くに重岡が来た

｢おいしげ！寝坊か！｣
早速桐山先輩に絡まれてる

｢そうやわ！ほっとけって！｣

なんであんなに先輩にフレンドリーなんだアイツは

半ば呆れて見ているとこっちに向かって来る

｢はよ｣
｢おはよう、昨日はありがとう｣

照れたように頭を掻く
｢なんかあれやな、お前が素直だと照れるな｣

｢なによそれ！せっかく人が感謝してるのに！｣
｢俺二日酔いなのに朝からうっさいわあ｣
｢それは私のせいじゃないし！｣

もううるさいねん、と私の頭をくしゃっとする

｢ちょ、やめてよ！セットしたばっかじゃん！｣

そんな私を見て笑いながら去っていく

アイツ、、、将来ハゲろ、、

恨みを込めた目で見つめていると、今度は濱田先輩に捕まった重岡

｢しげちゃん！おはようさん！｣
｢おはよ｣
｢なんでこっち向いてくれないん！？なあ！なんでなん！？｣

｢寝違えたから首が右に曲がんないんや！｣
体ごと濱田先輩の方に向けながら返事をした



｢ふっ、｣
思わず零れた笑いを慌てて隠す

寝違えたんだ
すごい首の角度だったもんな

髪の毛をぐちゃぐちゃにされたことへの怒りも晴れた時、ちょうど仕事が始まる時間になった

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