虹ヶ原リバーハウス２ - JW

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- side Nakama -




濱ちゃんは全然気にしてへんし、もちろんみんなも。


けどAは気にかかるらしく、いつまでも暗い顔して謝っとる。


Aがこんなんやと、こっちも調子が狂う。



そんな調子で歩いていると、俺が一緒に乗ることになっていたゴーカートが見えてきた。


ギャーギャー言いながらはしゃぐAと乗りたかったんやけど、しゃあないか。



黄「はぁ……」



不意にため息が漏れた時、すぐ近くに別のアトラクションを見つけた。


これは、予定変更やな。



そのアトラクションの前まで来た時、俺はAの前に跪いた。



「えっ!? 何!?」


黄「私と、ご一緒していただけませんか？」



なんてヘンテコなセリフを言いながら、Aに左手を差し伸べる。


メリーゴーランドの前でこんなことして、相当痛い奴やな俺。



「ちょ、やめてや！ メッチャ恥ずいんやけど！」


黄「ご一緒してください」


「ご一緒するからもうやめてや！」



雑に右手を重ねてきたところで、立ち上がる。



黄「そっちのがお前らしいで」


「もー！ いきなりビックリするやん！」


紫「ヒヒーン」


橙「ほれ、こっちの馬が暴れだす前に早よ行って来いや」


「せやな。早よ乗ってこの喋る家畜に餌やらな」


橙「誰がブタや！」



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