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守るため壊した【ベルキア・切甘】 ページ12

「ねぇつばきゅーん!

なんでこんな大量に稲荷寿司買ったのォ?

超重たいんだけどォ!★☆」



「ベルがじゃんけんで負けたんだから文句言わない」



「もー本当につばきゅん鬼畜だよねェ…」



「…怒るよ?」





あそこでチョキ出してれば勝ちだったのにィ


ぶつくさ文句を言いつつ、

公園に差し掛かった時に、

ふとブランコの方に目がいった。





「………?」





この時間にしては珍しく公園に人間(エサ)がいる。



腹いせに食べちゃおっかなァ★



そんなことを考えていたのに、

それが顔を上げた瞬間に僕の思考も体も固まった。




「おーい?ベル?」


「A……?」


「え?何?」





あの時、世界でもっとも美しく思った

青い瞳が目に映る。



ああ、こういうのなんていうんだっけ?





「つばきゅん、ごめん先に行ってて」


「は?えっ、ちょっ…ベル?!?」





自分を呼ぶ声が聞こえてくるのを無視して、

そこまで夢中で駆けた。


側に着くと、彼女は不思議そうな顔で僕を見つめていた。




「A…だよねェ?」



「あれ、なんで私の名前知ってるの?」



「忘れるわけ…ないじゃんかよォ…」



「…ごめんなさい…私はあなたのこと覚えてないの…」



「うん、…だろうとは思った。

ねぇ…Aは海、好き?」



「え、えっと…苦手…かな?」



「…っ!」




涙が溢れるのが止められなかった。

彼女はあわあわしながら、僕の背中をさすってくれた。




「どうしたの?どこか痛いの?」


「ごめん、ごめんA…大好きだったのに助けてあげられなくて…ごめん…」


「よくわからない…けど、大丈夫だよ。

私、今すごく幸せだもの。

誰かにこんな想われてたなんて、

たとえ人違いだとしても嬉しいから」





彼女の身体はアザだらけだった。

腕も、脚も、首も

見えている部分がこれだけアザだらけならきっと…。



Aをこうした相手を串刺しにしてやりたい衝動にかられる。




「ね、向こうで誰か呼んでるよ?」




はっと我にかえる。

そうだ、そうすればいいんだ。




「A、今度は絶対に幸せにする。

だから、僕と一緒に帰ろォ?」




彼女の両手を強く手を握り、

真っ直ぐAの目を見る。

最初こそ驚いた顔をしていたけどすぐに微笑んだ。





「ふふ、告白みたいね。

うん ついていく 連れてって」






その日の空はどこまでも綺麗で

星々が輝いていた…。


・*・*・*・

届くまであと数センチ【真昼・激甘】みぃsリク→←守るために壊した【ベルキア・切甘】



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設定タグ:SERVAMP , 短編集 , サーヴァンプ   
作品ジャンル:恋愛
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ぼく - 最近サーヴァンプを読み直していてこの作品を拝見させていただいたのですが、吊戯さんのお話がどれも切なくてとても良かったです。素敵な作品ありがとうございました。 (2020年7月27日 19時) (レス) id: d25b53f2b6 (このIDを非表示/違反報告)
華夏 - 洞堂の激甘、切甘 御国の切甘、ツンデレ ベルキアの、ツンデレ ロウレスの激甘、ツンデレ ギルデンスターン、大人の余裕(甘々) (2018年11月16日 0時) (レス) id: 154990a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクでユリー&マリーが夢主の下位吸血鬼設定お願いします (2018年9月23日 20時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
くっきー@アイスボックス(プロフ) - リアさん» ありがとうございます!(*^^*)ちょっと力入れて描いていたものなので嬉しいです!余裕があればちょこちょこ挿絵も増やしていきますので楽しみにしていてください(* ̄^ ̄)ゞ (2018年9月23日 0時) (レス) id: e1e2c70f5b (このIDを非表示/違反報告)
くっきー@アイスボックス(プロフ) - 怠惰の黒猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません…ベルキアと弓ちゃんですね!書かせていただきます!もう少しリク消化遅くなりますが気長に待っていただけるとありがたいです…(´・ω・) (2018年9月23日 0時) (レス) id: e1e2c70f5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くっきー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zizz9191/  
作成日時:2018年1月17日 2時

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