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『お金持ちかは知りませんが、急に紹介してくれなんて言われても困ります。』
「何でぇ?付き合ってるんじゃないなら別に良いよねぇ。」
もう本当にイライラしてきた。そろそろこの意味わからない事を言ってる先輩を黙らせないと私がブチギレる!
するとタイミングよくお客様が来た。これでしばらく先輩と話さないで済む。
タイミングよく来てくれたお客様に感謝だ笑
しかし、この人スタイルいいなぁ。しかも、女性の1人客なのにスイートルームに泊まるとか。かなりのお金持ちなんだな何て思いながら接客をこなしていく。
お客様にルームキーを渡し、ひと段落着いたところでまた先輩のマシンガントークが始まる。マジ勘弁して欲しいと思いながら話を聞いていると、内線がなった。
『はい。受付、白銀です。』
内線の内容は、私をわざわざ指名してルームサービスを持ってきてほしいというお客様がいるから運んで欲しいとの事。しかも、部屋番号を聞くと、さっきのスタイルいいお客様の部屋だし。
何か指名されるような事したっけ何て思いながらルームサービスを運びに行った。
『失礼します。』
そう言い、部屋にお邪魔すると目の前に金髪美女が!?
『って、ベルモットさん!?』
「んふふ。いい反応するわね。受付に貴方がいて驚いたわ。まさかここで働いていたなんてね」
『いや、私も驚きました。まさかさっきのお客様がベルモットさんだったなんて。』
「貴方と少し話をしたかったから呼んだの。迷惑だったかしら?」
迷惑だなんてとんでもない。むしろ助かった、なんて思いながら首を横に振る。
「良かったわ。突然なんだけど、ジンとの同居生活はどう?変なことはされてない?」
『何でジンさんと同居の事を知ってるんですか?』
「ジンから聞いたのよ。これからAの所で暮らすって。」
そんなこと言っていたのか。情報出回るの早いなぁ。っていうか、
『今、一応は勤務中なので、失礼します!』
ぺこりと頭をさげて部屋をでる。もう、今からまたあの先輩の所に行くのかと思うと、お腹が痛くなってくる・・・。
『すみません。ただいま戻りました。』
「いいのよォ、全然。それより、彼の件考え直してくれた?」
・・・ハッ?まだその話続いてたんだ。マジ勘弁。
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年4月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウナン | 作成日時:2018年10月26日 23時