【鎧武】おにーちゃんと俺『バロン』

31.息合 ページ33

さっきの雰囲気一転、話しながらガイムのたまり場に向かう。

「Aはなんでダンス好きなんだ？」

「なんかストレス発散？・・好きに理由なんているか？」

「いらないでしょ〜！」

「ハハッAさんらしいですね」


呉島くん嫌味か・・？


――――・・

何だか呉島君が学校の時より優しくなってる気がする。
いやでも嫌な事もちょこちょこ挟んでくる・・なんか絡んでくる？


「あ、Aさん。ここはこうで・・・」

「裕也パート、リーダーなだけにちょっと長いから大変かもだけど頑張れー」

ラット君にそう言われた。


「そうだね(笑)でも吸収早いからもう合わせれるよねA君」

こっちがチャッキー？さん。

「有難うございます・・、えっとこれはこういってからこう・・だよね？」

「そうです！さすがAさん！」

違和感しかない・・・


「うっし、Aも一通り踊れるようなったし合わせるか！」

今はもう昼時・・お腹空かない訳でもないけど・・・


曲が流れる。

踊って、一人ずつパートがあって

チャッキーさん、ラット君、ミッチ、舞ちゃん、葛葉さん、俺。


舞さんが終わった後葛葉さんの驚異的な人外的かっこよさのダンス。

舞ちゃんとのちょっとした絡みがあってハイタッチして横にはけて
俺がゲイナーして着地して自分を活かすダンス。

決めポーズをしてまた皆で踊る。


・・

「Aクンのソロかっこいい！」

「最初のどうやってしたの？！」

「お前やっぱスゲェェエェエ！！」


そんな声を浴びて埋まりそう。

「あの、昼にしませんか？」

「あ！！本当だ！皆何食べる？」


舞さんが冷蔵庫に向かった。

「ドルーパーズ行くか？」

「あの・・あるもので何か作りますよ？」

「料理も出来んのかよ・・お前完全に嫁じゃねーか」

「葛葉さんみたいなイケメンにそんな言葉頂けるなんて光栄ですけど
　せめて男にしてくださいよ」

最後に口で少し笑うと皆大声で笑った。

「ホットケーキ作れそうですね」

皆で手分けして作ることになった。

私が全部←

葛葉さんと舞ちゃんは味見

ラット、チャッキーは生クリーム

ミッチはフルーツを切る係。



・・



なかなか美味しかった。


「生地がお店みたいだった。」

「生地だけ高クオリティ(笑)」

「飾り付けが高級料理店でよく見るやつ」

「お腹重くて踊れなくなるやつだ！(笑)」


そんな舞さんの発言に皆が


「「「それはビートライダーズとしてどうなの！！」」」

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