◇百三十八、 未来からの訪問者 ページ45
『で、何でこんな事を?』
「…。」
む、無言。そしてすごい睨まれてる。。
だんまりかぁ…。あれ、これなんかデジャヴだな。私に仕える誰かさんも最初はだんまりだったな。
雩鈴「あ、あの」
困っていたら、その本人…雩鈴が彼女に向かって語り出した。
雩鈴「こう見えてAさんはとても優しいですし、こんな僕の事も見捨てないでくれるような良い人なんです。だからそんな睨まないで_」
「_そんな事知ってる」
雩鈴「…え?」
雩鈴のちょっと恥ずかしいような語りを中断し、気になる発言をしたのは目の前に座っている巫女だ。
知ってる、って、どういう事?
「お師匠様は、私を助けてくれた。忌み嫌われた私を。…だけどっ、」
えええええちょっと待ってどうしたの!???
何で泣いてるの、え、私そんな怖い?傷つく。
鈴神「…何なんだ、この状況は」
『ごめん、私もよく分かんない』
今言える事、カオス。
ー数時間後ー
『なーるほど。よく分かんなかったね」
雩鈴「信じられない事ではありますが…。」
鈴神「まぁ信じるしか無いだろうな…。」
などと話している私達は、彼女の話を聞いて落ち着きを取り戻した後の私達である。
数十分前まで、「え?そ、え?ドユコト?」となっていた私達は取り敢えず泣き疲れている彼女を介抱し、そのまま寝かせた。一応結界を張ってから。
つまり彼女の話した事をまとめると。
彼女はこの世界の未来からやって来た私の弟子で、
その未来の私から何やら嫌事を言われたらしく、
過去のお師匠様には勝てるんじゃないかと思って禁忌を犯してまでこの世界軸に来て、
私の過去で暴れようと思いこのような結果になったと。
…うーん、決断から言える事は。
何やってんだ未来の自分。って感じかな(満面の笑み)
鈴神「…で、あの娘どうするのだ主」
『えぇ…うーん、でもそろそろだと思うよ?』
雩鈴「そろそろ?」
そう、そろそろ。私の予想だけど…この世界軸に居られる限界が来るんじゃないかな。
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ふぃりあ(プロフ) - 獣兎さん» ありがとうございます!! そう言ってもらえてとても嬉しいです。´∀`*)b (2017年10月8日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 今迄この作品を読ませていただいてました。とても面白かったです! 更新を楽しみにしておりました*(^_^)* (2017年10月8日 16時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 桜刀/夢悪蝶さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです…、更新頑張ります! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜刀/夢悪蝶 - 続編おめでとうございます! 文ストはあんまり見ないけど、ふぃりあさんの作品を見て興味をもちました! 投稿頑張ってください! (2017年9月28日 20時) (レス) id: 1ef74e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - Maiさん» ココ、コメントありがとうございます!(・・、) そうなんですね!私も初めて知りました…。これで更新頑張れます。 (2017年9月19日 22時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年9月17日 19時