◇ 猫の恩返し、三 ページ4
妖怪から依頼を了承した後、敦くんに事情を説明し、何とか理解してもらうことに成功はした。
この猫耳少女は他の人から見るとただの猫にしか見えないらしく、猫耳少女に見えたのはここ最近私が初めてだとか。
妖怪にとっての最近は、人間で考えるよりももっと長い。一人であの森に留まってきたのだろうか。
猫「うーん…、あ、こっちです!」
『はいはい。』
さっきから自信満々に案内発言を繰り返しているが、本当にあっているのかが心配だ。しかもさっきお礼に渡す用の物まで買わされた。
敦くんも結局着いて来ちゃってるし、早めに終わらせたいところなんだけど…。
猫「…! この建物から…あの人の匂いがします。」
『はいはい…え?』
…嘘でしょ。
猫が見上げているのは…探偵社のあるビルだった。
あ、でも探偵社って限られたわけではないか。他にも人居るだろうしね。
猫の案内でこれまたビルの中に誘導されていくと…あら不思議。何故かこの扉の前に着いてしまったよ。
その扉の看板には___
____武装探偵社
そう書かれていた。
『…敦くん、このビルって探偵社二つあったっけ。』
敦「いえ…間違いなくうちの探偵社ですね…。」
待って…誰…猫助けたの…
いや、でもまだワンチャンこの猫耳少女が間違っているという可能性もないわけではない、よね。
「如何します、A様…」
『うん…もう入ろう。もう一度確認するけど、本当にココなんだね?』
猫「はい!此処からあの人の匂いがします。」
と言うので、もういっかと思ってドアノブをひねり、開かないでほしかった扉が開いた。
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ふぃりあ(プロフ) - 獣兎さん» ありがとうございます!! そう言ってもらえてとても嬉しいです。´∀`*)b (2017年10月8日 17時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 今迄この作品を読ませていただいてました。とても面白かったです! 更新を楽しみにしておりました*(^_^)* (2017年10月8日 16時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 桜刀/夢悪蝶さん» ありがとうございます!!とても嬉しいです…、更新頑張ります! (2017年9月28日 21時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜刀/夢悪蝶 - 続編おめでとうございます! 文ストはあんまり見ないけど、ふぃりあさんの作品を見て興味をもちました! 投稿頑張ってください! (2017年9月28日 20時) (レス) id: 1ef74e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - Maiさん» ココ、コメントありがとうございます!(・・、) そうなんですね!私も初めて知りました…。これで更新頑張れます。 (2017年9月19日 22時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぃりあ | 作成日時:2017年9月17日 19時