雪男の紅一点は愛されてる

骨折のお話 ページ9

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渡辺｢そういえばさ、Aが骨折したのっていつだっけ？｣



『2014年かな？』



岩本｢コンサート出れなくなったやつか。｣
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2014

コンサートを3日後に控えたある日


深澤｢A、いい？投げるよ？｣



『いいよ。』



深澤阿部｢せーのっ！｣



ふっかと亮平に投げられ宙に舞う。



いつもなら綺麗に着地するんだけど、着地の瞬間バキッという嫌な音とともに目の前に床が現れた。



岩本｢A！？｣



佐久間｢今やばい音したけど？｣



『...痛っ、、、』



尋常じゃない痛さが左足に走った。



阿部｢...Aっ！！ごめん...。｣



深澤｢大丈夫...じゃねぇよな。｣



渡辺｢...折れてる？｣



宮舘｢救急車呼ぶか？｣



『ごめん...そうして貰えると助かる。』



ただの捻挫じゃないことは分かる。



病院に着いて、レントゲンなどを撮ると左足の骨折と診断された。



これで、コンサート出演は絶望的に。



深澤｢ごめん。｣



『ふっかと亮平のせいじゃないよ。私が着地ちゃんと出来なかったのが悪い。』



阿部｢コンサートどうする...まぁ、やるしかないんだけど。｣



佐久間｢カバー出来なくはないけど...な。｣



『今から色々変更になっちゃって申し訳ないけど、フォローできる所はするから。』



渡辺｢Aのパートもそれぞれ分けてやろう。｣



岩本｢ダンスはちょっとフォーメーションいじれば何とか行ける。｣



宮舘｢レッスン室行ってやるしかないな。｣



6人は急いでレッスン室へ向かった。



きっと変更の確認とかで、忙しい3日間を過ごすことになる。



1人になった病室で、ファンのみんなに向けた文書を描き始める。



『っ...なんで、大事な時に...っ？』



メンバー、ファンのみんなへの申し訳なさで涙が溢れてくる。

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