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Aside
プレゼンがうまくいったおかげで、取引先との契約が決まりそう。
その件があって、来週の契約日までちょっと帰るのが遅くなる。
契約の日、4月2日。…モモの誕生日の前日だ。
今日は水曜。22時過ぎに帰宅すると、ソファでモモが寝ていた。
モモのお腹の上にはタブレットがあって、
き み は ペットが再生されたままだった。
ソファの前に座って、動画を停止させてテーブルの上に置いた。
ずいぶんと可愛い寝顔……。
ソファの下に座って、モモの肩に手を置いた。
どんな気持ちでこのドラマを観ていたのかな。
冗談でも、ペットなんて言ってごめん。
だけど、付き合うには年齢差が気になる、でも癒されるのは確かだから、手放すことも出来ない。
だからペットにしてしまったのは私。
「ごめんねモモ…」
はぁ…疲れた。もう、眠いっ。
モモの胸の上に置かれた手の甲に、私も手を重ねて、あったかいなぁなんて思ううちに
まぶたが重くなっていた。
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どさんこ(プロフ) - とても面白い作品に出会えて嬉しいです!海ちゃんの可愛さが出て読んでいてワクワクしております!これからの続きも読ませて頂きます。 (2020年9月3日 18時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおゆ | 作成日時:2019年8月4日 19時