ペットじゃなくて（ひまわりイエロー） (ページ18)

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髙橋side

「え？助けてもらったでしょ？

夜中、海人くんが薬持って来てくれなかったら本当に辛かった。」

髙「……Aちゃん。今日も夜来ていい？」

「疲れてるだろうからいいのに」

髙「同じこと言わせないで。癒されてるのー。だけど、やっぱりこうやって迷惑かけるなら、と思って聞いてみた」

Aちゃんは首をかしげてまたご飯を食べ始めた。

朝、Aちゃんに起こしてもらって仕事行って

仕事終わったらAちゃんの家に帰って、

夜はAちゃんの家のソファで寝る生活は、あっという間に1週間が経った。

金曜の夜に出会って、1週間。そしてAちゃんお仕事復帰前の最後の土日。

「海人くん、私、明日から仕事復帰するからもう大丈夫。看病してくれてありがとうね。

海人くんの活躍、見守ってるから頑張ってね！」

髙「…え？やだよ、明日も来るよ」

「明日も？どうして？」

髙「どうしてって…まだ完全に腫れ引いてないし！」

「ほとんど引いてるし、大丈夫」

髙「やだ、明日からも来る！」

「え、でも何しに？」

一緒にいるのが心地いいって思ってたのは、

俺だけだったの？

髙「何しにって……Aちゃんは…？どう思う？」

「どうって…。気を遣わせちゃったなって思ってる」

髙「ずっとそう思って一緒にいてくれたの？そんなの疲れちゃうでしょ？

ごめんね」

思わずリビングを飛び出して、玄関まで行った。