第2話 狐ノ葉について ページ3
私の従姉妹で腕の中で寝ている狐ノ葉と猫を置いて行ってしまったおじいちゃん。
どうしようと頭の中でフリーズしていると、
「そこでつっ立ってないで入るぞ。狐ノ葉の体に悪いからな」
ん？
男の声聞こえ、聞こえた方を見ると
「時雨？？」
猫だった。黒猫で綺麗だったから雌かと思ったけどもしかして雄だった！？
「おい、何だその顔は？まさか、雌だと思ってたのか？
猫＝雌だと思うな。これだから人間は。ほら案内しろ」
おっ仰る通りです;;
てか、凄く上から目線、、、。
何だこいつ！！
でもやっぱり妖怪でも偉そうだけど、猫だから可愛いと思ってしまう(ｰ ｰ;)
私達は居間へ移動し、荷物を置き、狐ノ葉用に座布団と小さめの毛布を掛けた。
そのすぐ側に時雨がいく。
そういえば、ずっと抱っこしていたけど赤ちゃんってこんなに軽いのね。
ほんと小さいし、此処で一緒に暮らすのかぁ。
よく見ると、この子は肌はとても白くて、顔が整ってて、可愛く、おじいちゃんとは逆の
左目の下に泣きぼくろがあった。髪は黄金色で明るい色。
最後、目に入ったのは右耳だった。
まだ赤ちゃんにもかかわらず、緑色の石がついたピアスをしていた。
触れようとすると
「おい」
時雨が遮った。
「なによ。(いいところだったのに(¬_¬))」
「それに触るな。そして、それ以上変な目で狐ノ葉を見るな。起きるだろ
それに、こいつの事従姉妹と名前以外知らないだろ」
「う〜。わかったわよ！で、狐ノ葉のことって？
あっ！！そういえば、この子の両親は？？」
そうだ。色々あり過ぎてよく考えなかったけど、何でここに？
「はぁー、其れは薄々気づいているんじゃないのか？」
気づいている？それってまさか！！？
「捨てられたんじゃ！」
「違う！何故其方にいく！？それにそんな事は絶対にありえない(ｷﾞﾘ」
うっ、そんなに睨まないでよ。てか即答……;;
ん？捨てられた訳でもないってことは！！
「亡.く、なったの？」
「(ｺｸ」
「そんなっ！」
「父親は狐ノ葉が生まれる前に病で。母親は事故に巻き込まれてつい先日にな
だから、祖父である士郎のいる此処へ来た」
私ももう母親の温もりは覚えて無いけれど、親がいない寂しさは大きい
「すまないな。会って早々にこんな話で」
「いいえ。辛いことは先に話しといた方がいいわよ」
「そうか、助かる。でだ、まだ他にも話さなければならなくてな。3つぐらいな」
《キリが悪いですが、字数関係で次行きます！！》
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作者名：ユイ | 作成日時：2018年11月12日 17時
