パパと娘のほんわか毎日【黄】

続き ページ22

菊「お昼ご飯、お持ちしました」


菊地さんが、お弁当を持ってきてくれた。


る「A、お昼ご飯にしよっか」


僕がAの肩をトントンと叩きながらそう言うと、Aは、うん、と頷いてイヤホンを外した。

お弁当はご飯、鮭、卵焼き、Aの嫌いなごぼうもあれば、Aの大好きなエビフライもある。

見てみると、Aはごぼうと睨めっこしていた。


な「Aちゃん、ごぼう嫌いかな？」


「うん……」


さ「Aちゃん、嫌いだったら無理して食べなくてもいいよ？」


莉「そうそう！ 俺はちっちゃい頃から、グリーンピース嫌いでさ、全然食べなかったんだよ！」


Aは、誰の声にも反応しないでごぼうと睨めっこし続けている。


「ううん。パパお仕事がんばってたから、Aもがんばる」


そう言って、ごぼうを口の中に入れてもぐもぐさせた。


ジ「ええ子やなぁ、Aちゃん」


な「すごーいAちゃん！」


こ「いい子じゃん、Aちゃん！」


る「頑張ってえらいね、A」


うん、A。ちゃんと嫌いなものも食べて、偉いよ。



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読んでくださり、ありがとうございます！
作者は、野菜では特にピーマンがダメなんです。どんな工夫しても、味覚に敏感なのでどうしても苦味を感じちゃうので……。

皆さまは、野菜で嫌いなものあったらコメントで教えてくださると嬉しいです……。

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