第二十七話 ページ28
そんな言い合いをしていると、月は真上に登っていた
もう真夜中の時間帯なのか、宴の会場だった食堂も電気が消えていた
…ここ2日ら辺の話なのに、異様に濃くて…私は大きなあくびをして疲れを露わにする
「っふわぁ…あー…急に眠気がぁー…」
ロー「お前も大した体力ないな」
「こんな濃い日を過ごす事もないですけどね!!!」
なにか下心を隠してそうな顔に苛立ちを覚える
「何ニヤニヤしてるんですか…」
ロー「なにもねぇよ」
「…スケベ」
ロー「そんな考えになるお前が痴女だ」
「はぁ〜!?」
煽ってやろうとしたのに、倍返しの煽りをくらう
この人の本性は本当に意地が悪い…!
こう言うのは優しい本性ってのが王道でしょうが…!
ロー「まぁ今日はこれで許してやるよ、明日から楽しみにしておけA」
「ひっ!?や、やだ!!!」
唇が近くなる
今度は口でやるつもり…!?冗談じゃない…!
ロー「なんだ、俺と口を交わすのは嫌か?」
「嫌です!!!!」
ロー「…そんなにはっきりと言うやつは初めて会った」
「いいから離して下さい!!!」
ロー「…これで大体の女は落ちているのにな」
「あぁそうですか!イケメンは大層楽でいいですね!すみませんね私は落ちなくて!!!」
ロー「ムキになりやがって」
「とにかく!部屋に戻りたいので!!!」
無理矢理腕から逃げて私は走り出そうとした
…あれ、私ってそう言えばお風呂入ってない…?
食堂に駆け足で向かう
ガチャ
「な、ナミさぁ〜ん…!あの、お風呂って…」
ナミ「うぅ〜ん…あっ!目の前の金銀財宝…!」
ゆ、夢の中…!
「ロビンさぁん…!お風呂の場所教えて下さい…!」
ロビン「………」
ロビンさんもフランキーさんを枕に気持ちよさそうに寝てる…
男性陣に聞くのもなんか嫌だし…
ロー「なんだ、そんなことか」
「ゲッ…」
性悪の推しが目の前に立っている
ロー「案内してやる」
「い、いや…明日の朝入る…!」
ロー「…そう言うプレイか?」
「は!?いきなり下ネタ言うのやめてよね!!??」
ロー「静かにしないと起きるぞ」
ロー様の長くゴツゴツした男らしい指で唇を押さえつけられる
この…策士め
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作者名:(´・ω・`) | 作成日時:2022年9月6日 17時