私の姉はお医者さんPart57 (ページ49)

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捜索3 ページ49

麻里子side

明日香と里英と莉乃に夜ご飯を食べさせた後も、
家で優子の帰りを待ってたけど、一向に帰っては来ない。

明「ゆうちゃん。ここら辺には居なかったってことかな。」

麻「近所は陽菜とみなみが探してくれただろうし、
そうだろうね・・・陽菜、どこまで行ってくれた？」

陽「病院まで行ってきたよ。
ナースステーションにも行ってみたけど、
当直中の有華ちゃんしか居なかった・・・」

麻「そっか・・・」

陽「有華ちゃんも何も聞いてない感じだったなぁ､､､」

明「ゆうちゃん、連絡も通じないもんね・・・」

陽「私も何度も鳴らしてるけど・・・全然だめ｡｡｡」

麻「陽菜。流石に鳴らしすぎだよ｡｡｡」

秒でコールを繰り返してる陽菜。
履歴が優子の文字でいっぱいになってるし、
多分この2時間くらいで数百を超えてそう。

み「はぁ・・・でた・・・」

麻「おかえりみなみ。
温かいココアを入れておいたよ。」

み「ん・・・・・・のむ・・・」

麻「うん｡｡｡みなみ、ごめんね。
私が少し言いすぎたのが悪かったよね・・・」

み「ゆうちゃん・・・どこだろう・・・ゆうちゃん､､､
ゆぅちゃん・・・なに、してるかな・・・ゆうちゃん､､､」

陽「優子、明日、仕事来るかな・・・」

麻「あんなに仕事熱心で責任感あるのよ？」

陽「私たちに会いたくなくて、休んだりしないかな・・・」

み「そうじゃん・・・」

麻・陽「え？」

み「明日、仕事行けば・・・会えるじゃん・・・」

優子が仕事場に姿を現せば、の話だけどね。
どこで何をしてるか分からない限り今夜は眠れそうにない。

明「ゆうちゃんがやってくれる予防接種、
明日の予定だったけど・・・どうなるかな・・・」

み「わすれてた､､､(汗)」

麻「私が優子を探してくる。
明日香もみなみも陽菜も頃合いを見て寝てていいよ。」

み「そんなんっ､､､寝れないよっ・・・」

陽「そうだよ。優子がどうかも分からないのに､､､
それにっ、まりちゃんだって危ないよっ。」

麻「私はもう大人だから大丈夫。
長女として責任もあるし私が探し出さないと。」

陽「探し回るのはまりちゃんも危険だって。」

麻「じゃあせめて、家の前で待ってる。」

いつ優子が戻ってきてもいいように。
もしかしたら優子が戻ってきてくれるかもしれないから。