仲違い ページ28
優子side
ナースステーションの外に出てまりちゃんと向き合ったら、
何やら厚めの冊子を渡すように突き出してきた。
優 「 ゲホゲホッ、、、なに、、、?」
麻 「 これ。低随液圧症候群の症例を纏めてみたから。
なるべく小児の事例を厳選したから。」
優 「 あ、そうなんだ・・・で、、、なに?」
麻 「 図書館と論文であったやつを集めてみたって話。
由紀の事で何か役に立つかと思って。はい。」
優 「 あぁ・・・由紀の。。。(苦笑)」
麻 「 要らないの?」
優 「 ゲホゲホッ、検査も、全然協力してくれないし、
家で姉妹に始めに相談した時だって、ゲホッ、、、
任せるの一言だったのに、、、今さら・・・?」
もう初療だって終わらせてるし検査だって全部終わった。
その中で由紀も頑張ってくれたし今の所いたって順調。
麻 「 じゃあ、要らないっていうの?
今後の処置とか治療に生かせると思ったんだけど。」
優 「 もし必要になったら、必要な資料を、
ゲホゲホッ、、、自分で集めるし確認するから。。。」
麻 「 私の協力は要らないっていうの?」
優 「 そうじゃないって・・・(呆)
けど、ゲホゲホッ、、、私が求めた時に、ゲホッ、、、
何も言ってくれなかったの、そっちじゃん。」
麻 「 その時何も出来なかったから、
私なりに姉として協力しようと思ったんじゃない。」
優 「 そんなのそっちの都合だよね?
こっちだってもう計画立ててやってるのに、ゲホゲホッ、、、
あまりにも自分勝手過ぎるって・・・(呆)」
もう全体の治療の流れは立ててある。
それなのに今更症例なんて見ちゃったら、
また悩みそうだし1から考え直さなきゃいけなくなる。
麻 「 せっかく私が時間を惜しんで、
律儀に冊子にまとめてあげたっていうのに?」
優 「 そんなの頼んでないし・・・ゲホッ、、、(呆)」
麻 「 まだ身体も治ってないし大変だろうと思って、
わざわざ用意してあげたのに。」
優 「 あー・・・はいはい、、、ありがと。。。(呆)
ゲホゲホッ、、、でも、今はいいから。忙しいしもういい?」
麻 「 ・・・もう知らないから。」
優 「 はいはい・・・(呆)」
麻 「 せいぜい仕事に潰されないようにしなさい。」
もう、、、だから、分かってるって。。。(呆)
気にかけてくれてるのもありがた迷惑っていうかさ。
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🥕 - まりちゃんのゆうちゃんを思う気持ちもわかります( ; ; )ゆうちゃんがちゃんとまりちゃんにも心開いて甘えられますように🥹 (2022年9月25日 20時) (レス) @page6 id: 2f31ccf370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優菜 | 作成日時:2022年9月20日 18時