まほやく！(妄想)2

西の国 ページ37

シャイロック｢私の好みではありませんね｣
言葉の意図を理解し好みじゃないとキッパリ言われてしまう。多分言葉の織り成す面白さというのは理解しているのだろうけれどこのネタを好む年代数をなんとなく分かってしまった。確かに長寿だけどこれは特別授業をしなくてはいけないですねと微笑んでいるのに目は笑っていなかった。

ムル｢じゃあ俺はアルミ缶の上にあるミカンの上に未完の本を3日間置いとくね！｣
頭の回転と理解力がバケモンな上に付け足してくるなんて本当に天才だ。
なんかこんなところで天才を感じるのが逆に悔しくも思う。
もっと他にもあるだろ。
その後もどんどん文書が繋げられてミカンという3文字だけでこんなにも文は続けられるのかと感心せざるを得なかった。

クロエ｢どんなミカンだったの？｣
態々アルミ缶の上に置いてあるんだから何か特別なものなのだろうと思う。
確かにアルミ缶の上にミカンって置きやすそうだし置きたくなるのも分かる。
それが花の柄があったり鳥の形をしていても面白いだろうなと考えを巡らせている内に服の構想を思いつきスケッチブックを取り出して賢者と一緒に服のデザインをする。

ラスティカ｢なら僕はアルミ缶にりんごを置きましょう。あ、ケーキでも素敵だな｣
アルミ缶に食べ物を置く会話だと思う。
いや、アルミ缶に食べ物を置く会話ってなんだよ。どうやったらそんな会話になるんだ？
でも、彼は西の国の魔法使い。
なんで、どうやって、意味がわからないを成し遂げてしまう。今アルミ缶の上に象が乗った。

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