･ ページ9
･
zm「…あいつがどんな奴とか聞いてこないん、」
『え…聞いて欲しかった、？』
zm「そういう訳やなくて、俺おかしい行動しとったし気にならんのかなって思って」
『…うーん、…あんまり聞いて欲しくないこともあるだろうし私から聞いて無理やり話させるの違うかなって思ったからさ、ゾムから話してくれるならちゃんと話は聞くよ』
カートを引きながらそう言うと私に聞こえない声でボソッと何かを呟いた
zm「…やっぱ俺の目に狂いはなかったみたいやな、」
『え？』
zm「なんでもない」
『なんでもないは1番気になるー』
他愛もない話をしているとさっき逃した玉ねぎコーナーに着きどれがいいか選ぶ
鮮度が良さそうなものを激選してチェックしてカゴに入れる
『...よし、玉ねぎも買えたしお肉コーナー行こう』
俺ら傍から見たらカップルに見えてるんかなーとふざけて言っていたのでそんな訳ないでしょと返すと明らかにゾムがしょぼんとなってしまった
コロコロ表情が変わるゾムを見てクスッと笑ってしまう
zm「Aの笑ってる顔ほんとかわええわ、」
『お世辞ありがとうー』
急に褒められて絶対嘘だと思い適当に返す
この後お肉やカレーのルーを買い少し足りなくなっていた生活必需品も買い溜めしておく
『じゃあレジ並ぼっか』
zm「...」
『...ゾム？』
さっきまでずっと喋っていたゾムが急に静かになってしまった
ゾムが見ている先にはシャオちゃんの手を握っている女の人の姿があった
もしかしてお付き合いされてたのかなと考えていると同時にゾムもあの子のこと好きだったのかもしれないと最悪な場合を考えてしまった
...だから今あっちを見て無言なのかも
『ゾム、』
zm「...あ、あぁごめんレジだったよな、今空いてるしはよ並びに行こ」
『無理しちゃダメだよ』
zm「無理なんかしてへんよ」
『...わかった、アイス買おう』
zm「は、なんで、」
半強制で手を掴んでカゴを引きながらアイスコーナーに連れていく
小さい子供と買い物してるみたい
『今日買い物手伝ってくれたしご褒美』
zm「そんなん言ったらシャオロンやって、」
『シャオちゃんは途中リタイアしたから無し、ゾムはずっと居てくれたでしょ？』
zm「...っほんまに好き、」
『よかった』
zm「...どういう意味かわかっとる？」
最後のゾムの言葉を聞かずに私も自分のアイスを選びにいく
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 348人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆさぎ(プロフ) - ロカさん» コメントありがとうございます^.ˬ.^小さい"つ"が２つも入ってて面白いと思ってくださってるのがひしひしと伝わってきました笑；；これからも頑張ります♡ (1月28日 22時) (
レス) id: e98961a41d (このIDを非表示/違反報告)
ゆさぎ(プロフ) - うるるさん» コメントありがとうございます^.ˬ.^1つのコメントだけでこの作品が好きな気持ちがすごい伝わってきて嬉しいです；；2週目までしてもらえるなんて光栄です、続きのお話も楽しみにしてくれると嬉しいです♡ (1月28日 22時) (レス) id: e98961a41d (このIDを非表示/違反報告)
ロカ(プロフ) - めっっちゃ面白くていつも見させてもらってます！応援してます！これからも頑張ってください！！！ (1月28日 22時) (レス) @page14 id: 3d62ef33d1 (このIDを非表示/違反報告)
うるる - 一日でどんだけ読んだことか笑！いや、すごくいい！やばいですよ！好きがとまりません！2周目でもするか笑！ (1月26日 7時) (レス) id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
ゆさぎ(プロフ) - うるさん» コメントありがとうございます^.ˬ.^天才だなんて嬉しすぎます；；これからも好きでいて貰えるよう更新頑張ります^^ (1月15日 21時) (レス) id: e98961a41d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小悪魔A | 作成日時：2024年1月7日 16時
