２３話 ページ23
【過去】
Aside
これはまだ私が中学生で親も生きていた頃
いつも通りの朝、日常、暮らし、家族の笑顔
１５歳でまだ子供の私にはそれがずっと続くものだと
壊れる事なんて無いんだと思ってた
ある日の日曜日。お母さんもお父さんも居て
いつも通り笑って過ごしてた
ウーウー
【門発生、門発生。大規模な門の発生が確認されました】
【警戒区域付近の皆様、近隣の皆様はは直ちに避難してください】
嫌な音を立てて鳴り響く警報とアナウンス
そう、これが第一次大規模侵攻
A「お母さんお父さんっ…」
母「A逃げるわよ！」
父「お前たち、急いでシェルターに行くぞ！」
お母さんに手を引かれ必死に走る
いつもは厳しく優しいお母さんもお父さんも
ギュッと手を繋いで一緒に走った
大丈夫、大丈夫、絶対逃げ切る、皆でまた過ごす
そう思ってたのに
モッド「グォォォォ」
父「！！危ない！」
A「きゃっ…お父さん！」
母「あなた！」
父「グハッ……バタッ」
モッドの振り上げた鋭い爪はお父さんのお腹に貫通
そのまま力なく倒れるお父さんに駆け寄るが
何度呼んでも、どんなに抱き締めても
返ってこない返事、伝わらない温もり
A「お父さんっ…お父さんっ！！」
母「A！！」
A「！！」
お父さんを呼びかけるのに必死で
すぐ傍まで迫るバムスターに気づけなかった
振り下ろされる大きな足。死ぬんだ…なんて
そう思っていたのに、体を引っ張られる感覚
それに驚いて目を開くと
A「お母さんっ！！」
ドシンッ！！
母「っ…ｶﾞﾊｯ…A……逃げ…なさ…い…自分…の身は…自分で…守……」
A「お母さん…？っお母さんっ！！」
バムスターの足から開放されたお母さんに駆け寄り
何度も何度も揺する。お母さん、お母さんって
だけど虚ろな目をしたお母さんの瞳に光が戻る事はなくて
A「私…のせい…私を庇ったから…二人はっ…」
絶望、悲しみ、苦しみ、辛さ、痛い心
だけどそれはどんどん黒く憎悪に変わって
前に居るモッドとバムスターを睨む
A「お前らのせいで…お前らがっ…返して…返せっ…」
迫り来るモッドとバムスター。もう恐怖なんてなくて
A「��消えろ！！��」
私がそう叫ぶとモッドとバムスター
私の近くに居た近界民達も全て弾け消えた
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神燐(プロフ) - 絵がとても綺麗なんだが (2022年10月9日 22時) (
レス) @page2 id: 16ed5cf6b6 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪♪♪ - ワートリ出水なんかキャラがかわいいです。 (2022年8月6日 20時) (レス) @page5 id: 0d525184d4 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ヒナコさん» ヒナコ様！コメントありがとうございます！私も2期が終わって寂しいなぁ…と思い描き始めたので、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、引き続き読んでくださると嬉しいです！ (2021年4月6日 0時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナコ(プロフ) - とってもおもしろいです(＊≧▽≦）2期終わっちゃって残念だったんですけど、この小説読んで元気でました!!応援してます。更新頑張ってくださいＯ(≧∇≦)Ｏ (2021年4月5日 23時) (レス) id: 9558fcebee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yu-grena | 作成日時：2021年4月4日 2時
