Ａ級ソロの彼女

１９話 ページ19

Aside




食器全て洗い終わり、ソファに座って


公平が戻ってくるのを待つ。それにしても…







A「(最近の子って本当怖い…知らないところで成長するし…あぁぁぁカッコイイぃ…)」







さっきの公平の顔を思い出して一人悶える


膝に顔を埋めていると、扉の開く音







出水「出たー」


A「！んー、おかえり((ﾆｺ」


出水「ただいまぁー。Aさんも入ってきてよ、待ってる」


A「うん、シャワーとか借りるね」


出水「俺のやつ覚えてる？」


A「勿論。行ってくる((ﾆｺ」


出水「いってら〜」






脱衣所に行くと、既に用意された置きパジャマ


公平が付き合って初めてくれたプレゼント


デザインも着心地も良くてお気に入りのパジャマ


服を脱いでシャワーを浴びる







A「えーっと…この黒の方がシャンプーで、白の方がリンスだよね…うん、あってる」







公平愛用のシャンプーとリンスを借りる


泡を流し、リンスを染み込ませて流す


ボディーソープで体を洗い風呂を出る


パパっと体を拭いてパジャマを着てリビングへ







A「出たよー」


出水「おかえり。髪乾かすからここ座って」


A「はーい」







こうして泊まる時は公平に乾かしてもらう


優しく髪に触れる公平の手は優しくて


髪をすり抜けていく手に合わせて睡魔に襲われる






ﾌﾞｫｫｫ〜…カチッ






出水「はい、乾いた」


A「んぁ…ありがとう〜」


出水「眠い？」


A「うー……ん…」


出水「眠いんだな(笑)よし、部屋行こ。運ぶ？」


A「ん…」


出水「おいで」






寝惚けながらも公平の首に手を回せば


ヒョイッと抱き上げられる


歳上なのに申し訳ないと思いつつ


睡魔には勝てないので大人しく抱っこされ運ばれる






出水「着いたー、降ろすよ」


A「んー…」


出水「もう半分寝てる(笑)Aさーん」


A「ん…ぅ？」


出水「ははっ(笑)おやすみ」







公平のベッドに私を壁側にして隣に寝そべる公平


そして軽く額にキスを落とされる


それが擽ったくて公平に抱きつけば


可愛いなんて言葉が聞こえた気がした







出水「好きだよAさん」


A「…わ…たし…も…」







何とか公平に返事をして


そのまま意識を手放した

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