１６話 ページ16
出水side
後ろから抱きつく俺の頭を優しく撫でるAさん
歳上だけど、この二人きりの時だけが唯一
俺に甘えてくれる時間
A「引っ付いて欲しい？」
出水「なんでそんな意地悪言うんだよ…」
A「ごめんごめん。正面からギュッてして」
出水「当たり前」
クルッと俺の方を向いて両手を広げるAさん
その細い体を抱き締めれば、柔らかい香り
出水「ｽﾝｯ…香水？」
A「んー？香水つけてないよ」
出水「いい匂いする」
A「シャンプーじゃない？変えたから」
出水「いい匂い…好き」
A「ふふ、でしょ？(笑)でも公平もいい匂いするよ」
そう言って俺の首元で鼻を鳴らすAさん
そんなに身長差が無いからAさんの鼻が当たって
凄いくすぐったい
出水「俺は香水…かな」
A「香水つけるようなタイプだっけ？」
出水「…何となく…Aさんに近づきたくて…買った」
A「私？」
出水「うん…」
Aさんは俺の2つ上で、１０代に見えない顔立ち
スタイル、雰囲気がある。後輩としてじゃなくて
彼氏としての意識を強くしたくて
少し背伸びをしてキツすぎない香水を買った
出水「…俺の匂い移せる」
A「あはは、独占欲？」
出水「ダメ？」
A「んーん、ダメじゃないよ。好き」
出水「っ...///突然言うのズルいですって...///」
A「公平もよく不意打ちで言うでしょ？あ、公平明日学校でしょ？帰らなくていいの？」
出水「帰る…けど、泊まりに来てよ。」
A「着替えないんだけど？」
出水「置きパジャマあるじゃん」
A「しょうがない、泊まってあげよう」
出水「ん、じゃあ帰る用意するから待ってて」
A「はーい」
Aさんをソファに座らせ荷物をまとめる
遠征のせいで持って帰れなかった荷物
うげ…面倒臭い
出水「よし、出来た」
A「凄い早かったね。帰ろうか」
出水「うん。Aさん、手」
A「ふふっ、はいどーぞ」
俺がそう言えば、差し出される白い手
その手を握ると、優しく握り返してくれる
家までの帰り道に遠征での話や
俺が居ない間の話をしながら帰る
出水「それでさ、太刀川さんが＿」
A「あははっ、流石太刀川さん(笑)私もね＿」
出水「なんだそれ(笑)」
こうして2人で話す時間がたまらなく好きだ
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神燐(プロフ) - 絵がとても綺麗なんだが (2022年10月9日 22時) (
レス) @page2 id: 16ed5cf6b6 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪♪♪ - ワートリ出水なんかキャラがかわいいです。 (2022年8月6日 20時) (レス) @page5 id: 0d525184d4 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ヒナコさん» ヒナコ様！コメントありがとうございます！私も2期が終わって寂しいなぁ…と思い描き始めたので、そう言っていただけて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、引き続き読んでくださると嬉しいです！ (2021年4月6日 0時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナコ(プロフ) - とってもおもしろいです(＊≧▽≦）2期終わっちゃって残念だったんですけど、この小説読んで元気でました!!応援してます。更新頑張ってくださいＯ(≧∇≦)Ｏ (2021年4月5日 23時) (レス) id: 9558fcebee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yu-grena | 作成日時：2021年4月4日 2時
