Ａ級ソロの彼女

１５話 ページ15

Aside



公平に断りを入れて、迅の元へ

そこには太刀川さんと風間さんの姿もあって

すみませんと言えば大丈夫かと心配してくれる

優しい、本当にこの人優しい




A「で、迅の要件は？」


迅「俺、風刃本部に渡したから」


A「・・・は？」




言葉に理解出来ず素っ頓狂な声を上げる

え、何て？風刃本部に渡したから？え？




A「嘘でしょ」


迅「本当」


A「はぁ！？いやいや、そんなお昼にカレー食べたの流れで言うなよ！馬鹿なの！？てか何風刃渡しちゃってんの！？最上さんに怒られるよ！？」


迅「いや、あの人はこんな事で怒らないよ(笑)逆に無駄な争いがなくなって喜んでくれる」


A「…あっそ」




嘘の笑いだろ、知ってるんだよ

そう思って素っ気なく返せば頭を撫でられる

本当馬鹿だわ




迅「あ、それと俺もうS級じゃないから。Ａ級の攻撃手１位目指すから」


太刀川「！そうか！そうだよな！なーんだよ早く言えよ！これは面白くなるな風間さん、花梅！」


風間「面白くない、全く面白くない」


A「私に勝てないからやめとけ」


迅「絶対勝つよ。と言うか意地でも勝つ」


A「勝たせてやんないわよ。私の努力舐めんな」


太刀川「俺も絶対勝つ！」


A「太刀川さんはもっと勝てないわ！！」


風間「また暇が出来たら相手してくれ」


A「勿論です風間さん」←


迅/太「(俺達の扱い…)」



風間さんと話していると、ある事を思い出す



A「迅、明日チーズケーキ持ってきてよね。二つ」


迅「えっ、二つも？」


A「私の分と公平の分！公平との時間邪魔されたから」


迅「ごめんって。分かった、2つね」


A「私もう戻る」




三人に背を向けて公平の待つ太刀川隊へ

コンコンとノックをすれば開く扉




出水「おかえり」


A「ただいま〜」


国近「花梅さんども〜」


A「柚宇ちゃ〜ん！今日も可愛いね〜」


国近「花梅さんは綺麗ですよ〜」




そう言って抱き返してくれる柚宇ちゃん

本当可愛いしいい子




国近「じゃあ私は失礼しますね〜」


A「もう？」


国近「明日学校なんで〜」


A「頑張ってね((ﾆｺ」


国近「ありがとうございます〜」





可愛らしく手を振って出ていく柚宇ちゃん

すると後ろから抱きしめられる





A「公平？」


出水「ねぇ、俺には引っ付いてくれないの？」





そう言って擦り寄る公平の頭を優しく撫でる

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