幽霊の見える小学生になった件

件名:純粋な悪夢9 ページ35

YOUside
場面はクライマックス。
『皆！出やがったよ獲物が！』
《俺はAちゃんを支える。》
《俺は降谷んとこいく》
《俺は標的近くにいくよ。》
《俺は標準を定める。》
ヒロくん、松田、萩原、伊達が自分のポジを確認しバラけた。さすがというかなんというか。
私はずっとヒロくんに抱えられている。
不思議な気持ちだ。
冷たいような暖かいような。
心地よいのには変わりないが。
ちなみにこいつらテレパシーが使える。
なんだよ！？この取って付けたような設定はよぉ！？
(もともと設定覧にはございましたby作者)
幽霊ってもんは羨ましいなおい！
《Aちゃん、松田からの合図があったら撃つから、ちゃんと俺に捕まっててね？》
『合点しょうちのすけ。』
《ヘリコプターがきたぞ！》
あれはオスプレイじゃねーか？？
班長ったらかーわーいーいー(小並感)
《班長あそこまでの距離は？》
うわっ！イケメンスコッチが拝めている。どうしよう。今日が命日かもしれない。
《1093ヤード。いけるか？》
赤井を越える気か？？？だからなのかコナンくんたちがどこにいるのか全然わからん！
《いけるいけないじゃない。やるよ。》
ｸｯｯｯｿイケメンやん。
『私は何をすればいい？』
なにかやらないとヒロくんにやられる。
《大丈夫。おれが仕留める。ん、松田爆弾なげたら合図くれ。同時に撃つ。》
テレパシーわたしも使えるようになりたぁい…
《萩原か？おう。諸伏が爆発と同時に撃つそうだ。機体がどれだけ揺れるか予想できるか？》
私はやることがない。
最後は私がやるもん！！！
いーんだよ！！

NOside
「そのライフルは飾りですか！反撃の方法は無いのか、FBI！」
安室の怒声。
「あるにはあるが暗視覚スコープがお釈迦になってしまって、使えるのは予備で持っていた普通のスコープのみ。これじゃどでかい鉄の闇夜の鴉は落とせんよ」
「それはつまり、姿が見えれば落とせる？」
コナン君の質問に赤井は頷いた。
「結合部が見えればおそらく。ただ正面を向き合ってじゃ無理だ。何とかヤツの姿勢を崩し、なおかつローター周辺を5秒照らせれば…」
「照らすことはできそうだけど、大体の形が分からないとローター周辺には…」
安室はなにかを思い付いたようにライフルケースを開き、装置を取り出して再設定しようとした。
すると、また弾丸の雨が降り始めた。
車軸ごと爆破させて観覧車を崩壊させる気なのだろう。
「まずいな、車軸にはまだ半分爆弾が残ってる」
焦りを覚える安室だった。

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