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頭の中ぐちゃぐちゃで泣きそうなの堪えてよたよたと歩いていた道の途中で
TH「…Aっ？？！」
顔を上げると、目の前には少し息を切らしたテヒョンが居た。
慌てて顔を拭った。
TH「Aっ、大丈夫？さっき…やっぱりちょっと心配で…あの家に行ったんだよ。そしたらジミナしかいなくて、Aは？って聞いたら、アイツ出てった、って…」
少し大きく息を吸って、地面に向かって吐き出してから
「あー…うん、ほら言ったじゃない？前に、もう無理かなって思ったら…あの家出るとかするさらさ、って…ふふ…ほんとに…出てきた…よ」
と言い終えた瞬間、抱きしめられた。
TH「…何でっ…なんでいつもそんな…無理して笑わなくたって…いいからっ。平気なフリ、しなくていいから！」
思わず、テヒョンの服を掴んだ。
「も…分かんないんよ…ぉ…あんなことで…あんな…自分が傷ついてるのか平気なのかももう…わから…な…」
私を隠すようにさらに抱きしめられて。喋れなくなった。
うぅん、もう喋らなくていいって言う代わりに抱きしめてくれたのかもしれない。
少しして、離れたテヒョンのTシャツは、私の涙でシミが出来ていた。
テヒョンの指先が優しく、私の頬の涙を拭ってくれる。
心地いい…
テヒョンの何もかもが心地いいと感じる。
きっとー
ジミンがしてくれなかったことを、してほしかったことをテヒョンがしてくれるからだ。
TH「A…荷物、それだけなの？」
私の手にあるバッグを見て、持ってくれようとしたみたいで
「…他の荷物、ジミンにはまとめて引き払ったから、っていったけど…本当は…もうこれだけなの。引き払った、んじゃなくて…捨てたの。全部…毎日、ジミンが夜遅く帰るたびに…一つずつ何かを捨てて…もうあの家を出ようって決めた日に…ジミンのものを残して、他のものはほとんど全て…」
そう言って見上げると…
何で…
なんでテヒョンが泣きそうな顔してるの
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ユイ(プロフ) - sumikoさま 嬉しいお言葉、ありがとうございます( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) (2022年7月24日 23時) (
レス) id: 906bb11deb (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 歪んだユンギの愛情も良きです。(^^♪ (2022年7月24日 21時) (レス) @page43 id: bc0b249361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユイ
| 作成日時：2022年7月2日 0時
