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ページ45

きっとテヒョンのこと傷つけた…。




だからあたしがこんなふうに傷つくのは当たり前なんだ。
きっと…罰だ。





切れるのを待とうとしたけど、思い切って通話ボタンをタップする。
 





TH「もしもし…A?」






「…うん」






TH「今日は、…ごめん」





「なんでテヒョンが謝るの」





TH「だって…Aが…すごく泣きそうな顔してたから」





テヒョンは優しすぎる。
その優しさがしんどい、ってわかる?
テヒョン…





「…ごめん、私こそごめんね?」





TH「…A、もう会わない?会ってくれない…の?」







「わからない…けど、テヒョンのこと好きじゃないのに一緒にいるなんて…」






あんなに優しいテヒョンといると、申し訳なさが沸いてきて…時々何だかすごく悪いことしてるように思えるから嫌だったんだ。






TH「言ったでしょ?一緒にいるうちに好きなってくれたらいいんだよ」







「けど、あたしは…」




 



「いい…!いいんだよ!いいんだそれでも…でも、一緒にいても…おれのこと好きになりそうになかったら…どこかに行っちゃってもいいよ?」






「そんなの…そんなずるいことできないよ」




 

TH「Aは正直なんだね、おれこれまで何人もテヒョンがすき、って言いながら他の男とも付き合ってる子見てきたけど…そう言うことが平気な子も沢山いる。Aはそんなことできないんだね、やっぱりおれが思ってた通り…すごくいい子だ」






テヒョンはそうして沢山傷ついてきたの…?なのに、あたしなんかのこと…






そう思ったら何も言えなくて、ただまた泣いてた。














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作者名:ユイ | 作成日時:2021年11月9日 23時

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