・ ページ40
もう1年くらい前?にもこのヒール、ここで見た。
その時はまだ私はオッパのことが好き、なんて完全に気づいてなくて。
少しキツめの香水の匂い。
少し紅潮した顔で、オッパの部屋から出てきたあの人。
玄関に行くまでの間に見つけた私を横目で見て、勝ち誇ったような顔して私に微笑んで出て行った。(そんな気がした)
その時は、ただただ香水臭いケバい人ってイメージしかなくて、なんだあれ?としか思わなかった。
そのあと…
オッパは部屋を出て…浴室に行って。
でもその時オッパが出てきた部屋は作業部屋じゃなくて、寝室だったんだ。
私はその時は意味が分からず、いや何も深く考えずにいたけど。
少し経ってから、なんでもない時にふとその場面を思い出して、あぁアレはもしかしてオッパの彼女…?
と思ったら、苦しいような腹立たしいような気持ちでいっぱいになったんだっけ。
ジョングクがそのあと帰ってから、オッパに何これ!家ん中めちゃ臭いんだけど!!って言い放っててちょっと笑った。
…今日はあの匂いはしない。
もしかしたら、あの時ジョングクがくさいって言ったからオッパがあの人に言ったのかもしれないし
いや、待って?
オッパ、この前今は彼女いないって…
どういうこと…???!!?
ベッドの上で1人悶々として。
そのうち、オッパとジョングク、その人…?の話し声が聞こえて部屋から出たんだろう、と思って耳を少し大きくしていた。
・
615人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユイ | 作成日時:2021年11月9日 23時