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と、テヒョンが座り直して肩を抱いてきた。
リモコンで早送りして、もうエンドロールなのに?とか思いながら…
「…テヒョン、あの…さ…」
と、言いかけた時にテヒョンの顔が…近づい…咄嗟の反応だった。
咄嗟に…テヒョンの顔を手のひらで遮っていた。
TH「…A?」
「ぁ、そのっ…ごめ…ていうか…テヒョン…テヒョンは…どうして私と付き合ってるの?」
ん?と一瞬固まって、すぐにニカッとして
TH「どうして、って…Aのことが好きだからにきまってるじゃん」
「…でも…テヒョンは…モテ…るのに?」
TH「んー、それは知らないけど…今おれはAが好きなんだからいいじゃん。何、どうしたの?」
そういうもの…??
「…私、ね…テヒョンが付き合ってって言ってくれたから、はいって付き合ってるけど…私はテヒョンのこと好きなのかな、って…」
こんなこと、本人に言うのはどうかと思ったけど少し空を仰いでたテヒョンは
TH「…おれね、Aに付き合ってって言った時に本当にやだったら断られるなって思ったからそれはそれで仕方ないと思ってた。でもAは、はいって言ってくれたから少なくともおれのこと嫌いじゃないんだ、って。だから一緒にいるうちに好きになってくれたらいいなって思ったんだ」
と、とてもストレートに話してくれて。
あぁ、そういうことだったんだ…。
でも…いまだに私はテヒョンのことを好きなのか?分からない。
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作者名:ユイ | 作成日時:2021年11月9日 23時