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「女が消えたぞ!?」
「瞬身か!?」

霧隠れの忍達は見失ったサクラを見つけようと辺りを見回した。

「______隙だらけだ」

そのほんの一瞬の動揺をオビトは見逃さない。印を結び、チャクラを胸の中で一度止め……
「火遁・爆風乱舞!」
溜め込んだチャクラを一気に吐き出した。
蛇のように塒を巻いた炎が霧隠れの忍達に襲いかかる。

「し、しまった!」
近づく炎に気づくも印を結ぶ暇がなかった忍達は無力にも猛炎に包み込まれてしまった。
オビトが創り出した炎は人だけでなく、周りの森全体をも炎は飲み込み、パチパチと音を立てて木々が爆ぜた。

「……もういいだろう」
そう呟くと、オビトの隣のあたりの空間が渦を巻くように歪み、特徴的な淡紅の髪が揺らめいた。
「あれ?元に戻った……?って、なんで燃えてるの!?」
オビトはキョロキョロするサクラに、全員片付けたと告げた。
「じゃあこの炎はオビトさんが…?」
「ああ。……サクラ、このアジトの中に入って本体の場所を聞き出す。行くぞ」

そう言うがサクラからの返事が無く、オビトはどうしたのだろうとサクラの方を見た。普段利かん気そうなサクラの瞳が憂いを湛えている。
何かの見間違いだろうと、自分を納得させてオビトはサクラと一緒に目の前の建物へ向かった。

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設定タグ:NARUTO , うちはオビト , 春野サクラ   
作品ジャンル:アニメ
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いずな - オビトェ… (2018年11月30日 23時) (レス) id: f5ee51c946 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橘ゆら | 作成日時:2018年11月29日 2時

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