〜A week ago〜 ページ4
〜1週間前〜
＿＿＿＿＿＿＿＿
…………
ナムジュンが私に直接コンタクトを
取ってきたのは、
その日が初めてだった。
「…………私の裸体を見るなんて
度胸あるじゃないの」
珍しく風呂をためて、
ゆっくりと体を休めていると、
ナムジュンは臆することなく
堂々と私がいる浴室に入ってきた。
「浴室くらいしか
2人きりになれる場所がなくて。
すみません……
……ヌナ、やっぱり綺麗な体ですね」
「ここにいるってバレたら
あなた、ユンギに殺されるわよ？」
鼻を鳴らしながら笑うと、
ナムジュンはしゃがみながら
私の肩に触れた。
「それは、あいつが僕に嫉妬するから？
それとも僕が、警察側の内通者だから？」
私は咄嗟に顔を上げる。
「おや、その顔は
僕から言い出すのが意外でしたか？
ヌナやあいつらに嘘を暴かれるまで
僕が動き出さないとでも？
なんて浅はかな考えだ」
肩に触れる手は動きを止めない。
鎖骨を親指で
ゆっくりとなぞっていくナムジュン。
「…………動き出すのが遅いから
もう自分が内通者であることすら
忘れているのかと思っていたわ」
私がそう言うと、
ナムジュンは楽しそうに笑った。
「僕も、仲良しごっこをするのは
本当に楽しかったですよ？
このままずっと
ごっこ遊びをしていたかったです」
「私達を挑発するのには
もう飽きたの？」
ナムジュンは、親指を
下へ下へと下げていく。
「…………このまま、
僕のものになりますか？」
薄い桃色の突起に
触れるか触れないかという所で、
ゆっくりと指を動かす。
「僕のものになるなら、
今までのことも
これからのことも
無かったことにしてもいいですよ」
息を整えながら、
私はナムジュンの表情を伺った。
冗談で言っているのか、
それとも本気で言っているのか
いくら覗いても分からないほどに
彼は無表情だった。
「生憎、宿敵に抱かれるほど
安い女じゃないのよ」
胸を伝うその指を握り、
へし折りそうなほど握りしめる。
「調子乗んなよ、イカレ野郎」
そう吐き出すと、ナムジュンは
静かに笑った。
「ヌナ、僕と取引をしよう」
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あいし(プロフ) - 続き超！気になる！！ (2023年4月7日 17時) (
レス) @page13 id: 6b1f97a560 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 更新嬉しいです😭😭😭ありがとうございます🙏 (2022年1月6日 21時) (レス) @page13 id: 14d58fc984 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - ありゃ、また更新ストップですか？(TT)気長に待ってます！ (2020年12月17日 22時) (レス) id: 9d5fa108d2 (このIDを非表示/違反報告)
ジミカ(プロフ) - きゃー、更新ありがとうございます！めちゃ嬉しいです！ (2020年8月12日 21時) (レス) id: 3cfa69081b (このIDを非表示/違反報告)
LILY(プロフ) - yka.さん» yka.さん、ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです(涙) 更新頑張ります！ (2020年8月12日 3時) (レス) id: 693a5832aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2020年8月10日 4時
