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自宅に帰る途中で風邪を引いている病人を看病するにあたって必要な物をドラッグストアで買い揃えた。
自宅マンションに着けば荷物を肩にかけ、伊野尾ちゃんを先ほどと同じ様に抱き上げて部屋に向かう。
そこで伊野尾ちゃんの身体がさっきよりも熱くなっていることに気付いて早くしねえと、と歩く足を早めた。
何とか頑張って玄関の扉を開ければ俺の寝室に直行してベッドに伊野尾ちゃんを下ろす。
息苦しそうで取り敢えず早く額を冷やそうと思い先程買ってきた冷却シートをそっと伊野尾ちゃんの額に貼る。
汗をかき過ぎているため伊野尾ちゃんは服が身体に張り付いて気持ち悪そうだ。
必要以上に見なければ...男同士だしね、
このままにしておけば風邪を悪化させてしまうかもしれないので一旦俺の服に着替えさせる事にした。
身長差はあっても伊野尾ちゃんの身体は薄っぺらいから俺の服でも着れるはずだ。
オーバーサイズのTシャツと長めのスウェットをクローゼットの中から探し出し彼の元へ持って行く。
「 伊野尾ちゃん、ごめんね 」
一応謝罪の言葉を先に述べ、恐る恐る伊野尾ちゃんの服の襟元に手を掛けた。
真っ白な首筋には綺麗な汗が伝っていてボタンを外す為に彼の身体に近付くと俺の耳と伊野尾ちゃんの口元の距離が一気に縮まり、俺の耳に伊野尾ちゃんの熱過ぎる吐息が何度もかかる。
別に悪い事をしてる訳でもないのにドクンと心臓が大きな音を立てる。
なんとかその状況に耐え、上の服を脱がせると目の前の光景に息を呑んだ。
俺のベッドに身体を沈ませる真っ白で華奢な身体はモチモチとしていそうで胸の突起までもが薄くて綺麗なピンク色。
首筋や身体全体にうっすらと汗をかいていて頬は熟れたリンゴの様に紅く染まっている。
ぽってりとした唇からは、浅い呼吸が繰り返されていてそれはまさに情事後の様で。
その官能的な姿は看病しているはずなのに、なんだかイケナイモノを見てしまった気がした。
長く見つめている訳にもいかず、俺の理性が残っているうちにさっさとTシャツを着せて下も着替えさせた。
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夜になって一応お粥を作ったから眠り続ける伊野尾ちゃんを起こしに行けば、またもやその放たれている色気にあてられそうになる。
ベッドのサイドテーブルにお粥と薬を置き、伊野尾ちゃんの頬に俺の手を当てる。
他人より体温が少しだけ低いらしい俺の手を当ててあげたら気持ちいいかな。
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かすたーどばにら(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！まさか大好きな作者様の翠さんからコメントもらえるなんて思ってもみなかったのでとても嬉しいです...！はやくすれ違ってるふたりをくっつけたくて日々頑張ってます（笑）更新頑張ります！！ (2018年8月14日 0時) (
レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - コメント失礼します！！！とても好きです！このすれ違い具合がたまらなく愛おしいです...！これからも更新楽しみにしてます！！ (2018年8月13日 14時) (レス) id: a6b1b35491 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーどばにら(プロフ) - ひとみさん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです！なるべくたくさん更新できるように頑張りますね！これからも頑張るので応援お願いします！（笑） (2018年8月11日 10時) (レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーどばにら(プロフ) - Vさん» 返信遅くなってしまってすみません！いつも読んでくださりありがとうございます！私も書いてて楽しいです（笑）完結できるように頑張りますね！ (2018年8月11日 9時) (レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品大好きで、更新を楽しみにしてます！！ 続きが早く読みたくってｳｽﾞｳｽﾞしてます(笑) (2018年8月10日 8時) (レス) id: c0bd1ad421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーどばにら | 作成日時：2018年3月16日 22時
