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「…ごめん、私、しちゃった…？」
頭を抱え、起き上がる。
初めからその覚悟はあったから
結果彼と寝てしまったことについては
そこまでの動揺はないものの
記憶に無いっていうのは想定外だ。
「大丈夫だよ」
そう言って微笑む今市に隙はなく
そして何が"大丈夫"なのかわからない。
「目、腫れなくて良かったね。…結構、泣いてたみたいだから」
そう言われて、思い出す。
不倫の終焉に涙した私と
それを慰める今市。
「ごめんなさい、何か、迷惑かけて…」
「いいよ、だってAさんは俺のモノでしょ？」
「…それ、嘉山と別れても有効なわけ？」
確か、それって
嘉山の事を登坂に黙ってる代償、だったんじゃ…？
「辛いとき慰めてくれるひと、欲しくない？」
……う…それはまぁ。
「Aさんに恋人が出来るまで。
俺のモノでいてよ。
大丈夫、そんなに無茶な要求はしないから」
正直
今市の言うことはよくわからない、けど。
今回、彼に助けられたことも事実だから。
「…わかった。
とにかくあなたから何か要請があったときに従えばいいのね？」
「そうそう。
そしたら嘉山さんと不倫関係だったことも誰にも言わないよ」
かまわない、と思ったのは
もう既に今市に対して違った感情を持っていたからかもしれないけど
まぁいい。
この男は敵に回したい男ではないし。
「そうしてもらえると助かる。
…じゃあ私そろそろ帰る…」
「待って、誰が帰っていいって言った？」
……は？
「今日三対三の合コンがあって
でも女のコ側で一人来れなくなっちゃったんだよね」
……それって、まさか
「来てくれないかなー？合コン♡」
「絶対に嫌」
冗談じゃない。
女側から言われるならまだしも
男側から誘われる合コンなんてありえない。
「大丈夫だよ、残りの女のコ二人も27歳とかだから、アラサーだし」
ふざけるな、今市。
同じアラサーでも
二十代と三十代は全然違うんだよ！
「勿論、俺の言うことはちゃんと、きくよね？」
目の前に吊るされた"暴露"の文字。
反論したくても
拒否の選択肢はない。
「一回帰って、支度させて」
「いいよ！また時間の連絡するね」
妙なことになってしまった
私なんか人数に入れたって意味無いのに。
やっぱり、今市がよくわからない。
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NEE(プロフ) - みほこさん» ありがとうございます！ビューネくんもそろそろ終わるはずなので！パート2ともどもお楽しみくださいませ(*^^*) (2016年9月8日 23時) (
レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - MYさん» ありがとうございます！大人な直人さんに切なくなりつつきゅんしちゃってください(*^^*) (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - サクラさん» ありがとうございますー！隆二メインですが直人さんにもきゅんきゅんしていただけて嬉しいです(*^^*)やはり直人さんは大人キャラが似合いますー！ (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - いつも楽しませていただいてます♪ビューネくんも大好きです♪つづき楽しみにお待ちしていますm(__)m (2016年9月7日 22時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
MY(プロフ) - 直人さん泣きそうかっこいいです (2016年9月7日 19時) (レス) id: ed4e215e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NEE
| 作成日時：2016年7月31日 20時
