16―今市 ページ16
「ごめんね、お待たせ」
「あぁ、お疲れ、隆二」
「隆二さんお疲れ様です」
合コンはレストランの二階の個室でもう始まっていた。
向かって左のソファーには臣と女の子二人
右のソファーには学生時代の男の後輩と女の子が一人。
その横に俺は腰を下ろした。
「おつかれさまぁ、お仕事大変ですねっ」
臣の横の向かいの女の子が話しかけてくる。
少し年下くらいかな、可愛い。
その横の臣はもう一人の女の子の腰に手を回して
まあまあいい雰囲気を作り出してる。
俺の横の女の子も後輩と楽しそうに笑って話してて
じゃ、この向かいの子が"俺の"だね？
「遅れてすみません、今市です。
えっと、皆、名前…」
「隆二さん、だめですよ？
もう自己紹介終わってますからね！」
後輩が俺にそう牽制する。
あぁ、もうそれぞれペアが出来てるから邪魔しないでってこと？
「私、理央っていいます」
目の前の女の子が俺に名乗る。
「理央ちゃん、よろしくね？」
さすがは臣。
今日の女の子は皆可愛いなー。
━━━━━━━
━━━━━
━━━━
「えー、やばい！今市クン優しいー！」
空いたグラスを片付けてあげただけで
女の子は甘い声を上げる。
「理央ちゃん、可愛いから」
「えぇー…そんなことないよぉ」
自信満々の上目遣いで嬉しそうに俺を見つめる彼女。
うん、可愛いね。
いいと思うよ？
でもね
優しく見えるのは、きみに興味がないから。
それに、俺は本当は優しくなんかないよ。
「今市クン、…好き」
すごいなぁ、たった二時間で好きになれるんだ？
「今日は帰りたくないなぁ」
「そう？」
「今市くん、朝まで一緒にいてくれる？」
気付けば
残りの四人もそれぞれいいムード。
「いいよ、朝までね？」
約束通り、朝ホテルからいなくなっていた俺に
すごい長文のLINEが来てたけど
きみとは"朝まで"って約束だったから。
ね、俺、興味ない子には全然優しくなんかないんだよ。
断らないことを優しさだと思うなら
それはそれで構わないけど。
さて、合コンも終わったしまずは臣に連絡。
俺、興味持っちゃったから。
まずはあの
"俺のモノ"になったあの人の連絡先、聞かないとね。
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NEE(プロフ) - みほこさん» ありがとうございます！ビューネくんもそろそろ終わるはずなので！パート2ともどもお楽しみくださいませ(*^^*) (2016年9月8日 23時) (
レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - MYさん» ありがとうございます！大人な直人さんに切なくなりつつきゅんしちゃってください(*^^*) (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - サクラさん» ありがとうございますー！隆二メインですが直人さんにもきゅんきゅんしていただけて嬉しいです(*^^*)やはり直人さんは大人キャラが似合いますー！ (2016年9月8日 23時) (レス) id: 826e656fd3 (このIDを非表示/違反報告)
みほこ(プロフ) - いつも楽しませていただいてます♪ビューネくんも大好きです♪つづき楽しみにお待ちしていますm(__)m (2016年9月7日 22時) (レス) id: 6b3f9fe695 (このIDを非表示/違反報告)
MY(プロフ) - 直人さん泣きそうかっこいいです (2016年9月7日 19時) (レス) id: ed4e215e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NEE
| 作成日時：2016年7月31日 20時
