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さっきまでしつこく私に着いてきていたはずだった彼女はいつの間にかいなくなっていた
私は何故かほっとし教室に戻る
教室に入るとみんなからの視線が集まったが気が付かないフリをした
席につきぼーっとする
このまま休み時間が終わるのを待とう
…そう思った矢先…
「梨、愛、!」
ダンっ!と勢いよく机が叩かれた
ビクッと身を縮める
…目の前にいたのは咲羅優希…いつの間に…というか何処言ってたのよ
あと、乱暴…もうちょっと他のやり方ないのかな
「…何よ私はあんたと一緒にいたくないのだけれど」
「…私、名前ある!」
「はぁ?」
「私には名前がありまふ!」
ありまふって何よ…噛んだの?
「そんなこと知ってるわよ
咲羅 優希でしょ?」
そう言うと彼女は目を見開いた
…そしてポカーンとした表情で私を見続けている
「…何?」
あまりにもずっと見続けているものだから私はそう聞いてみた
「いや、私そんな名前じゃないんだけど」
「…っへ?」
…え?嘘?
優希じゃないの?なら、勘違い?…他人の空似…?
…まさか…それとも…
記憶を辿ると確か優希には双子の姉がいると言っていた気が
「…え、じゃああんた…
優希の姉なの?」
「おっ、ご名答
そう、私こそ咲羅優希の姉
咲羅結萌でございます!」
「えっあ…」
…なら、私の今までの疑問は全て勘違いから生まれたものだったって…こと?

「嘘…」
「生憎と私はそんな嘘はつきませんよ」

貴方とは違ってね
口には出していなかったけれど
彼女は私に向かってそんなことを言ったようなきがしてならなかった

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夢咲花 - これからがとっても楽しみです (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲花 - 書いてくださってありがとうございます (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月4日 20時

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