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「…学級委員って…なんで、あの子が」

まさかの人物に驚きを隠せない

「…学級委員…ってなんか、押しに弱いのよね…というか、優しすぎて断りきれないって感じかしら」

その言葉を聞いて何となく察しはついた

「…誰かに脅されたりしたの?」

「脅されたというか…まぁ、そんな所じゃない?わたしも詳しくは知らないんだけどさ
…香恋と友梨が学級委員さんに言ったんだってさ それで本当に実行するなんて笑っちゃう…とかね、まぁ私も笑ったんだけどさ」

ここで反論する勇気なんてないし
桃海さんがボソリとそう言った気がした

「…あの二人もね、本当の悪という訳では無いの
…ただ、今回のは…流石にね」

「…普通に…犯罪ですよね…」

「そうね…
どうしようかしら、先生はあぁ言ったもののきっと梨愛ちゃんが犯人と思い込んでると思うわ」

「…そういえば、彩夏さんはなんで梨愛を犯人に仕立てあげようとしたんだろ?」

疑問を桃海さんにぶつけてみると
桃海さんはふと笑った

「別に、仕立てあげようとした訳では無いと思う
ただ、そういう現場を見ちゃったからどうしても疑っちゃったんじゃないかな
それに、あの子正義感強いし
そういうことする人が許せないから
クラスメートにはそういうふうになって欲しくなかったと思うし
だから余計…興奮して変なこと言っちゃったんじゃないかな」

…憶測だけどね
そういい桃海は儚げに笑った

夕焼けの空によく似合ったその表情に見入ってしまっていると

「…あ…二人とも どうしたの?」

後ろから声をかけられた

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夢咲花 - これからがとっても楽しみです (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲花 - 書いてくださってありがとうございます (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月4日 20時

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