検索窓
今日:3 hit、昨日:34 hit、合計:1,206 hit

029 ページ32

…確かに昨日公園にはいた
優希って病院生活も長いしもともと小柄だったから幼く見えてしまうのも仕方ないけど…
そもそも周りに友達らしき子なんかいなかったじゃないか
それに小学生がそんなもうすぐ夜を迎える時間に公園にいるとは考えられない

「…いましたよね?
麦わら帽子を被った子となにか話してたじゃないですか」

「まぁ、それに梨愛って嘘つきだし、嘘つくことに抵抗なんてないでしょ?」

「とっとと自首したら?」

「犯人分かってるからどっちかというと出頭でしょ?」

「…え?」

教室の皆が笑い出す

なんで勝手に私が犯人って決めつけられてんの?

「…どうなんだ…桜丘」

先生が私を睨みつける
…明らかに疑っている
疑いしかない目をしている

「ちが…私はしてません…」

それまで言ってハッと気がついた
目の前の席に座る学級委員がフルフルと震えている
キョロキョロと瞳を泳がせている

…まさか…

「…っと…」

…どうする?
庇うか…いや、そうしたら私が犯罪者になってしまう
罪は罪だ
それは他人が庇っていいものじゃない

030→←028



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夢咲花 - これからがとっても楽しみです (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲花 - 書いてくださってありがとうございます (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。