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妹は病気だった
病気といっても風邪などそのようなウイルス性のものではない
体の一部が正常に機能しなくなる病気だ
…死亡してしまう病気という訳では無い
ただ、普通の生活は困難になってしまうかもしれないというものだった
最初こそ、家族は自宅で過ごすことを選んだ
だけど、だんだんと彼女に付き添うことが大変になり、家族の疲労も溜まってしまい
家族関係が以前より悪くなった
「私は皆に仲良くして欲しいだけなの
私が家にいるからこんなことになるのなら私病院に行くよ」
妹はそう言っていた
…妹だって怖かったのかもしれない
いや、1番怖かったのは妹だろう
結局家族は妹を入院させることを決意した
☆。.:*・゜
「そんなに悪くなったの?家族関係」
私がそう問いかけると彼女はふっと笑い言った
「…さあ?なんで私に聞くの?
私はそんな詳しいことは知らないわ
ただ、話を聞いただけだもの」
「…あっそ」
☆。.:*・゜
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夢咲花 - これからがとっても楽しみです (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲花 - 書いてくださってありがとうございます (2019年3月5日 15時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2019年3月4日 20時