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「…可笑しいな。記憶違いだろうか、君は私より下等で矮小な命の筈だよね。なら、その口の利き方はなんだろう。…ああ、勘違いしないで!怒ってなんかないよ。ただね、もう少しお利口にしていた方がいい。身の程を弁える、と言うんだったかな?これは忠告だよ。今回だって、私じゃなかったらどうなっていたか。その事に感謝してね。毎日、私の顔を見る度に」

「この羽が怖い?そんなに怖いかなあ、私はとても好きだよ。聖書に基づいた天使はこのような姿をしているそうだし。まあ、私は天使では無いのだけれどね」

「どうせ傍に置くなら綺麗な身なりの方がいいと思って。みすぼらしい姿じゃ、なんだか可哀想でしょう?家畜のお世話もできない狭量な主だと思われたくないし。1人との親睦を徹底的に深めるのも大事なことだよね。」

「おいで、私の可愛い子。……あら、ふふ。生意気だね」

「うん、そうだね、君は私のモノだ。つま先から髪の毛の1本に至るまで。でも私は君のモノじゃない。それとも手篭めにしたいかい?あはは!すごく唆るよ。ぜひやってごらん。面白いうちは、付き合ってあげる」


「私の羽は大きいからね。こうやって─────君を皆から隠すことも出来ちゃう。……そんなに怖い?ああ、うふふ。面白いね、可愛いね。」

「ね、髪の毛を梳かして。君に触られるの、好きなんだ」

「愛しているよ、私の……私だけの───────……」

【備考】

美しく、残酷な青年。愛称はエラ。仲の良い人物はみなそう呼んでいる。名前の意味は「光」「慈悲」。彼によく似合う言葉であるような、ないような…。

好きなもの/嫌いなもの
紅茶、血、面白いこと、可愛い人、勉強/退屈、朝

🤍紅茶
頻繁に作っては香りを楽しんでいる。飲めないので、出来上がったものはニンゲンに飲ます。幅広い種類のものを取り寄せては他者をお茶会に誘うようだ。

🤍血
愛する主食。おいしい。飲み方がお上品(?)

🤍可愛い人
エラ基準。容姿だけの話ではないのは確かだが、それはそれとして整った顔を見るのは好き。面食い。

🖤朝
実は起きるのが苦手。覚醒までに時間が掛かるタイプで、うんうんむにゃむにゃとしながら他者に準備を手伝ってもらっている。完全にお世話され慣れている。

由緒正しき貴族家系の令息。実家はかなり豪勢な作りの屋敷で、装飾品も高価なものが多い。彼に気に入られたニンゲンであれば、それを身につけるように言われる事もあるかもしれない。

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作者名:やまざき | 作成日時:2023年3月20日 16時

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