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＊
「わ！ユノヤ、ミンギも、起きてる!!」
私へかかってきた大量の電話で変な時間に起こされたせいか、やや寝坊をしてきたウヨン君は、彼らを見た途端眠そうな目をかっ開いて独特の高い声を響かせた。
しかし、喜ばしいことばかりではない。
「え、出禁になったって……じゃあAヌナ、もうイェジュニヒョンの能力の中に入れないんですか？」
朝ごはんを食べながら、ジョンホ君が悲壮な顔で問いかける。真偽の程は定かではないが確かにそう言われたので、曖昧ながら頷く。じゃあヒョン達は……という彼の呟きには顔を伏せるしかなかった。
「いや、そういう時の為の俺でしょ？」
上手くいくかは分かんないけど、と手を挙げたのはバターロールを片手に持ったユノ君。
「ただ、俺も基礎的なものしかコピーできないから、ヒョンみたいに中でどうこうしたり、狙った位置へ引きずり込むことはできない。それにソンファヒョン達の居場所は誰も分からない。
それも踏まえて、1つ作戦が。
ヌナにも協力して頂いていいですか?」
乗りかかった船だ、勿論協力する。
「！じゃあご飯食べ終わったら作戦会議だね！」
やはり男の子はこういった類の話は好きなのだろうか、ウヨン君が顔を輝かせた。そして隣に座っていた私にほら早くヌナ朝ご飯食べて!!とサラダを押し付けた。待って待って、他の皆も食べてるし……
「というかさりげなくパン増やさないでよミンギ君……早く食べ終わって欲しいんじゃないの？」
「ん？別に俺は急かすつもりはないですよ。ただヌナ全然食べてないからー、そんなんじゃポキッて折れちゃいそう」
もっと食べろと私の皿の中身を増やすミンギ君と早く食べ終われと言うウヨン君に挟まれて、私は軽く絶望に近い感情を抱いた。
結局見兼ねたヨサン君がウヨン君を止め、ジョンホ君がミンギ君の盛ったご飯をそっと食べてくれたおかげで事なきを得たが……本当に地獄絵図だとのようだと我ながら感じた。
「そういえばサナ、ホンジュンイヒョン達は今どこに？」
「あー、それなんだけど。シバによると部屋に2人とも眠ってそうなんだけど、その入口がソンファヒョンの能力で固めてあってさ。ジョンホでも開けられなかったんだ」
まぁソンファヒョンもだいぶ能力仕上がってるしね、と呟いたユノ君は案内を要求した。
「どう？外せそう？」
ドアの隙間を携帯端末のライトを使って眺めるユノ君にミンギ君が問う。
「うーん、やるだけやってみるよ」
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Tie(プロフ) - 初めまして。ateez目的で読み始めましたが、(地球滅亡の方と共に)とても好みの作品で1作目から何周もしています。もう更新されることは無いかもしれませんが、こんなに面白い作品を作ってくださりありがとうございました。楽しく読ませて頂きました。 (2022年9月3日 17時) (
レス) id: 031775e238 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かまみのさん» 初めまして、お褒めの言葉をありがとうございます。更新やレスポンスにお時間が開いてしまいすみません。本編終了後にはもっとじっくり彼らとの小話も書いていきたいですね……！コメントありがとうございました！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: 2ace97a462 (このIDを非表示/違反報告)
かまみの(プロフ) - めっちゃ面白い！NCT好きだから出てきて嬉しい (2020年9月2日 23時) (レス) id: 30d38f5d7d (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - オンマさん» 初めまして、温かいコメントをありがとうございます！最近忙しくて、前のように頻繁に更新できるかは分かりませんが頑張りますね！私もハマっているので同じ趣味の方がいらっしゃって嬉しいです^^ (2020年5月7日 1時) (レス) id: 959b48d95f (このIDを非表示/違反報告)
オンマ(プロフ) - はじめまして。 この話を見つけてイッキ読みしました^^ のめり込んでいます。 面白い。 頑張ってください。 私は、ATEEZにハマっています。 (2020年5月6日 21時) (レス) id: 51e1e6ee34 (このIDを非表示/違反報告)
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