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【備考】
家族構成は血の繋がりのない老夫婦のみ。7年前、施設に預けられていた所を老夫婦が里親として引き取り、現在も小さな古民家で三人で暮らしている。実の両親は諸事情により一緒に居られない状況にある。旧姓「朱雀野」。
眞白の里親である穂鷹夫妻は二人ともヒトであり、田舎町で農業を営んでいる。子供は全員自立しており、既に孫も居る模様。夫妻とは仕事を自ら手伝う等非常に良好な関係であり、その子供や孫も同様である。
彼を引き取った当初について、夫妻は柔らかな笑みを湛えながら「飛び立とうとしているのに、鳥籠の中に入れるのは可笑しいでしょ?」と語っている。
学校では特に目立つ行動を取らず、真面目に授業に取り組んでいる。しかし、特定の人物以外とは特に絡まず、一人で居る事が多い。ある程度の積極性はある為、頼まれればイベントや企画の中枢を担うこともあるが、滅多な事ではない。又、極稀に全獣の姿になって、授業をサボタージュしている様子も見られる。
成績は平均より少し上程度。目立って良い成績を取っている訳ではない。理数系頭脳の為、得意科目となる数学や理科の成績は優秀。暗記力にも優れているので大半は良好な成績だが、文学に関してだけは現文、古文、英語は共々苦手。
運動面はどの分野でも好成績で、特に持久力の高さに定評がある。農作業を日頃から手伝っているからか体幹がぶれず、無駄な動きのない安定したバランス感覚を持つ。しかし、ストイックな性格為か加減が分からず、白熱し過ぎると急に電池切れを起こしたかの様に倒れて眠り込む事も暫しある。その類稀なる身体能力が評価され、運動部には度々助っ人として呼ばれる事もある。
そんな彼の所属する部活動は園芸部である。目立つ事もなくただ植物の世話をしているが、彼が所属してからは学校に植木鉢の花が増えている。華道部とも連携しているらしく、文化祭等の展示会では彼が育てた花が活けられる事もある模様。又、リクエストすれば簡単な植物なら育ててくれる。ハーブのリクエストが来た時はどうすれば良いか正直困った。
(続きます)
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作者名：十二月三十一日 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年1月8日 15時
