├ * ページ22
(続きです)
他者も苦手だが、自分の事はもっと苦手。うじうじと甲斐性の無く、いつまでも同じ事で悩む自分が好きになれず、自分なんかと卑下する。自覚している故に質が悪く、卑下の仕方が謙遜を通り越している事があり、あまりの拗らせっぷりに周りからも引かれている。又、変な所で自尊心が高い為、余計にネガティブシンキングに拍車を掛けている。承認欲求が強く、誰よりも自分を認めてもらいたい筈なのに、自分から遠ざけている姿は最早滑稽と言わざるを得ない。
こんな性格を変えたいと努力する事もあるが、人間関係に関して異様なまでの不器用さを発揮してしまう為、すぐに諦めてしまう。お陰で逃げる事ばかりが得意になってしまい、ちゃんとやり遂げられた試しが一度も無い。成功体験が無い事も踏まえ、自分は何も出来ないと勘違いしているのかもしれない。
その内面は案外気さくであり、根が真面目な頑固者。正に内弁慶な人柄で、家では茶目っ気たっぷりの構われたがりな一面が垣間見れる。理想主義的で拘りが強く、一度決めた事には真摯で一途になる。その為、どんなに悩んでいても目標だけは明確化されている事が多い。一途になり過ぎて変に拗らせている部分もあるが、その真っ直ぐさは素直に誇るべき部分とも言える。
対人恐怖症のけらいがあるものの、一度懐に入れた人物にはベッタリと甘える傾向がある。常に気を張っている事もあって落差が兎に角激しく、そのあっけらかんとした様子にたじろぐ人も少なくない。チョロいと言われればチョロいのかもしれない。又、その純粋さは普段の言い回しからも汲み取る事が出来、尊敬する人であれば素直に賞賛するし、違うと思えば控えめながらも実はちゃんと言葉にしている。ボソボソ喋る為、大抵は聞き流されている事も多く意外に思われがちだが、自分の意見をしっかり持っているからこそ出来る、まごう事無き彼の本質である。
淀んだ川を泳ぐカエルだと自称する臆病者。しかし、それは彼の勘違いに過ぎない。冷たくて暗い水底に隠してしまった清らかで澄みきった信念は、いつか誰かを救う暖かな希望に変わるだろう。その瞬間、彼は自身を真に理解する時が来るに違いない。
【人称】
俺/君、〜さん、〜君
【好き/嫌い】
ポテチ(醤油バター味)、温野菜、アニメ、漫画、ゲーム、布団/レーズン、陽キャな人、歌う事
【趣味/特技】
ゲーム、絵描き/水泳、気象予測
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:十二月三十一日 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年1月8日 15時