セブチの紅一点5

恋愛マスター？　WN ページ29

この間俺が本を貸してやったのがきっかけで
最近読書にハマったらしいホシ

だから今日も一緒に書店にきたんだけど…

WN「ぷっ(笑 お前それ買うの？」

HS「おう！ポップにもめっちゃ売れてるって書いてあったし！」

WN「お前がいいなら別にいいけどさ(笑」

意気揚々とレジに並びにいくホシが手にしている本のタイトル、それは
”これで落ちない女はいない！男の恋愛スキル全集！”
と如何にも胡散臭いものだった


そして近くのカフェでコーヒー片手にお互いさっき買った本を読むことになった
ちなみに俺は好きな作家さんの新作

HS「恋愛の基本、押して押して引く。ふむふむ」シャー

WN「…」

HS「相手の小さな変化にいち早く気付き、それを言葉にして伝えること…なるほど」シャー

黙って読んでくれねぇかな？(笑
うるさくて全く集中できないんだけど
しかも本にびっしりとマーカーで線引きまくってるしお前はテスト前の学生かよ！

WN「ためになるか？その本は」

HS「ためになるなんてもんじゃ！恋愛スキルの全てが書いてあるんだぞ。これを読破して俺は恋愛マスターになるんだ！」

WN「せいぜい頑張りな」

HS「ちっ。余裕こいてられるのも今の内だからな！Aが俺のこと好きになってから泣きべそかいても慰めてやんねーからな(怒」

WN「いらない心配をどうも」

HS「ムキぃーーーー！(怒 見てろよこの野郎！」

ホシの吊り目が10時10分より、さらに吊り上がり11時5分を指し始めたところで挑発は終了(笑

ホシがその本で得た知識をAに試したらどうなるのか楽しみになってきた
こいつ馬鹿だしそんな思い通りに行かないと思うけど(笑









その後、宿舎にて


HS「A前髪切った？」

「切ってないよ〜」

HS「ぅ…あ、じゃあピアス代えただろ！なんかいつもと違うと思ったんだよな〜♪」

「ウジからもらっていつも付けてるやつだけど？」

WZ「//」満足気

HS「あ、あれ〜おかしいな(汗」

MG「ヒョンの勘違いじゃない？ヌナはいつも通り可愛いよ♡」

MH「あ、ネイルが代わってる！」

「あ、そうなの〜♪昨日オンニにやってもらったの」

MH「可愛い。Aヌナによく似合ってる」

「えへへ、ハオありがとう♡」

HS「うぅ……は！分かった！Aなんか顔丸くなった！？」ドヤ

「！！もうやだ。ホシ嫌い！(怒」

WN「あははは(笑」

HS「…TT」ガーン

想像以上の面白い展開
しばらく笑いが止まりそうにない(笑

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