〇7 ページ25
.
藤井「そんで、俺んとこ来たと。」
龍我「藤井くんんん!」
答案用紙をぐしゃぐしゃにカバンにしまい
向かったのは藤井くんの家だった。
龍我「まじでぇ!バスケもできない、補習しても点取れない、
今までの時間なんだったんだよぉ!!」
大分、冷えるようになった12月の夜。
藤井くん家のコタツで愚痴がこぼれた。
藤井「でも、補習頑張ったから3倍は点数伸びてるよ?」
龍我「いや、でも、、」
藤井「ていうかさぁ、その先輩って名前何?」
向かい合わせに座る藤井くんは、そういや3年生。(失礼)
もしかしたらその先輩の事詳しく知ってるかも!
龍我「A先輩」
藤井「Aちゃんなの!?」
先輩の名前を声にした時、
藤井くんは目をまん丸にして驚いた。
藤井「俺とクラスメイトで友達だよ、Aちゃん笑」
龍我「え!そうなの!?仲良いってこと?」
藤井「お昼ご飯一緒に食べるくらいだからね」
龍我「ったく、言えよ〜!もぉ〜」
世界は狭い…この言葉が本当に身に染みた。
龍我「あ!じゃあ俺が藤井くんのクラス行く度、会ってたってこと!?」
藤井「まぁ、そういうことになるね」
龍我「だから俺の事知ってたのか……」
何となく、これまでの言動が結びついた気がした。
龍我「ねぇ!明日、俺も一緒に食っていい?昼飯」
藤井「あ、いいんじゃない?」
藤井くんもいたら、きっと
デートは断らないでしょ!!
藤井くんに相談して良かったぁ〜
なんか色々と勇気が湧いた気がする。
恋のゲーム、ラウンド2!!
.
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月20日 21時