＊あなたは二十六こ、決意を抱いた。 ページ32
「A、あなたなら絶対合格できるわ！ファイト！」
お母さんに見送られて家を出る。
今日は雄英の受験日。
ほとんどの人は受かること目的で行ってるんだろうけど私は1位を目指す。
生憎私の個性、ほぼチートなんで流石Sansくん！！
心の中で悶絶しながら雄英へと向かう。
因みにかっちゃんは横にいます。ニトロの甘い香りをくんかくんか。←
結構無言で辛いのでなにか喋って頂けるとありがたいのだが。
「……なぁ、A。」
「なぁに？かっちゃん」
少し目線を逸らしながら聞いてくるかっちゃん。ぎゃんかわです♡
「お前、何であんなことしたんだ？」
あ、あの時のことか。
少しチラチラこっちを見てくるかっちゃん。
んんんんんんんんんん！(悶絶)
「え？だってあれって虐めでしょ？とめなきゃーって思って。」
「なっ」
あら、このお顔はかっちゃん、虐めって思って無かった……？
大きい目を更に開いたかっちゃん。
口が半開きになってるぞっ☆
「あれって…虐めだったのか…？
Aが嫌いだと言っていた虐め…？
なぁ、A。
お前、俺を軽蔑したか？」
悲しそうな表情でこちらを見るかっちゃん。
本気で気づいてなかった…？
まぁそれでもいじめは虐めだからはっきり言うけどね。
「うん。
あれはやり過ぎ、かっちゃんはいずくくんがそんなに嫌いなの？」
「………」
下を見つめ、喋らないかっちゃん。
そうしているあいだに駅に着く。
「まぁ、デクは、嫌いだ…」
「…そっか。」
改札を電子マネーで通る。
無機質な音の後に、かっちゃんは呟く。
嫌いだ、と明言はしたものの、すこし迷いがあった。
かっちゃんは本当に嫌いなのか？周りに流されているのではないか？
しかしこの考えはかっちゃんをかばいすぎている。
私は今考えた事をそっと胸の奥底に閉まった。
「まぁ、嫌いならいんじゃない？
無理に好きになっても後々めんどいしね。」
「は…？いいんだそれで。」
少し呆気に取られたような顔、ふつくしきかな。
私が怒るとでも思っていたのだろうか？
生憎、仲良きことは美しきかなをゴリ押しする気はわたしにはサラサラない。
「でも、今の態度は駄目だよ。」
「おう…分かった。善処する。」
私が偉いぞ！とわしゃわしゃ頭を褒めるとかっちゃんは子供扱いすんなっ！と照れた様子で言い返す。
そのとき、真山くんが後ろから来た。
真山くんがからかい、私が笑う。
よし、元通りだ。
＊あなたは二十七こ、決意を抱いた。→←＊あなたは二十五こ、決意を抱いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナミ - www.google .co (2022年12月1日 19時) (
レス) @page3 id: b8d484fa0a (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - めちゃくちゃいい (2022年12月1日 19時) (レス) id: b8d484fa0a (このIDを非表示/違反報告)
たーきく - 完全に私の性癖ドストライクですありがとうございます (2019年12月22日 21時) (レス) id: 3ff10156e2 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - アンテとヒロアカのコラボは初めてです!面白い! (2019年8月8日 11時) (レス) id: a8f6475c1b (このIDを非表示/違反報告)
しのめ - まさかウラツクでアンテの文字を見ることになるとは....是非とも作者様と語り合いたい、耐えきれずに続編を読む前にコメントを出してしまいました。すこ。まじで好きです！！頑張ってください！！！ (2019年8月7日 16時) (レス) id: 8447326019 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
