∞ ページ20
.
MH「…僕のことだけ好きになれませんか？」
えっ？
驚いているとミンハオ君は身体を離して私の顔を見つめてきた。
MH「僕…Aさんのことが好きになっていたみたいなんです。」
ミンハオ君は切ない表情を浮かべながら少しずつ顔を近づけてきた。
あと数cmで唇と唇が重なりそうなところでミンハオ君の動きが止まった。
MH「…気持ちが繋がっていないのに、ここにキスしたらダメですよね。」
私の目尻に軽く唇を当て「これ、遊びです」と言ってデスクのほうに座り直した。
MH「今はしてほしいことはありませんよ。掃除してくれてありがとうございました。」
ミンハオ君はこちらに軽く一礼すると、タブレットの画面をつけた。
『う…うん、ベッドの下だけやったら行くね。』
ドキドキする胸の鼓動を落ち着かせるように、念入りにシートを滑らせた。
『お掃除終わったので失礼します。』
作業を再開していたミンハオ君に一言言ってドアに手を掛けた。
MH「そうだ、Aさん、今度また服買いに行きませんか？」
ミンハオ君は座ったまま顔だけこちらに向けてそう言った。
『…デートは、もうしないよ。』
MH「デートじゃないです、ただのショッピングです。」
『ショッピングなら１人でも行k
MH「２人のほうがいい服買えますよ。行きましょうね、約束ですよ。」
『…機会があれば？』
MH「一緒に行ってくれるまで連絡し続けますから。」
なんかミンハオ君、急に強引…
MH「僕、他のメンバーに負けませんからね。これは絶対にAさんに好きになってもらう僕を選んでもらう遊びですからね。」
どう返事したらいいか分からず、とりあえず作り笑顔で会釈してミンハオ君の部屋を出る。
ミンハオ君はドアが閉まるまでとびっきりのスマイルで「カトクしますから！」と私に手を振っていた。
ミンハオ君らしいような、らしくないような行動にまだ胸がドキドキしている。
壁に寄り掛かり胸に手を当て数回深呼吸した。
トボトボともと来た方に廊下を歩き、収納スペースに掃除道具を片付けた。
『この隣りがホシの部屋なんだよね。』
収納スペースの扉を閉めつつ目線を隣りのドアに移した。
ホシと話そうかな…
でもさっき嫌な態度とっちゃったし…
会っても話すことなくない？
頭をコツンっと扉につけて少し悩んでいた。
『…リビング、戻ろうかな。』
HS「あっ！Aっ！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NOVI(プロフ) - キナコさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂き感謝です！続編で書いてもいいですかね？構想まとまったらアップしますね♪（亀なのですぐは無理なんですが汗） (2022年1月13日 6時) (
レス) @page50 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
キナコ(プロフ) - 初コメント失礼します。胸キュンしたり思わず吹き出したりしながら、楽しく読ませていただきました！ありがうございます！！続編書いていただけると嬉しいです〜 (2022年1月12日 23時) (レス) id: 620750ed80 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - みとさん» 私入力遅いですね笑、みとさんと入れ違い感ハンパない笑 (2022年1月12日 20時) (レス) id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
NOVI(プロフ) - みとさん» コメントありがとうございます！亀更新の本作を楽しみにして頂き感謝です♪続編か新作か…両方書きたい（ｷｬﾊﾟｵｰﾊﾞｰ）！！ (2022年1月12日 20時) (レス) @page50 id: 65feff3339 (このIDを非表示/違反報告)
みと(プロフ) - NOVIさん» 需要しかないです！ぜひ書いてください😊 (2022年1月12日 20時) (レス) id: 2a76d5fdfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：NOVI | 作成日時：2021年10月8日 16時
