伍拾玖話 ページ13
「A、任務ガ入ッタ。北北東ノ町デ鬼ガ出ル! 胡蝶シノブと共に現地ヘ行ケ!」
『……え、今日は任務が無いのでは?』
夕食を食べ終えて、一人縁側で夜風を浴びていると、まさかの任務が入ったみたいだ。
今日(午後)は休みって言われたのに……やっぱりブラック企業なのでは?
いやまぁ、休みって言われても急に任務が入るのは多々ありましたけどね?
「深夜、男女ノ恋人同士ガトアル宿ニ泊マルト消エテイル!」
…………ん、男女の恋人?
『待って待って、私としのぶは同性だよ? 義勇や錆兎でもいいじゃん』
「ダブル水柱ハ別任務中ダ」
ごめんね、二人。
宙は義勇と錆兎の事をダブル水柱で完全に覚えてしまったの。
私は心の中で謝罪をすると、後ろから足音が聞こえた。
振り返ると、カナエちゃんとしのぶちゃんがいた。
「こんな所にいたら、風邪をひいちゃうわよ?」
「まったく、早く部屋に行きましょう。今日は手伝って貰いたいことが―――――」
『…………』
しのぶちゃんが何やら嬉しそうに話し出したが、私はしのぶの体をまじまじと見つめ、立ち上がる。
『よし、私男になる』
「………………あら♪」
「………………姉さん、もう風邪をひいたみたいよ」
この後、誤解を解くのにめちゃくちゃ時間かかった。
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尊い - 続きが速く見たいです (2022年3月26日 23時) (レス) @page11 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 続きが気になるぅぅぅぅうぅぅう!!!!更新楽しみにしてます! (2022年3月18日 8時) (レス) @page11 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんフル | 作成日時:2022年2月22日 8時