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『もうすぐ抗争、か……
気が重いなあ』

部屋で一人、もうすぐ起こる抗争……血のハロウィンの事を考えていた。
場地の死、万次郎君の怒りとそして、弟の事。
毎日頭の中でぐるぐるとそれらが駆け回っていた
正直ちょっと怖かったりもする。
もし弟が死んでしまったら?場地君の死を防げなかったら?色んな可能性がある。
''私''というイレギュラーがいる限りどんな方向にも
未来は進みかねない。
最悪の事態だけは、何としても……

『嗚呼もう……わかんないな!!』

悩んでいてもしょうがない。
私がやるべきことは
場地君を死なせない事
一虎を止める事
この二つだ。
万次郎君は武道君が止めてくれると思う
恐らくあの御守りも拾っているだろうし
場地君が生きていれば彼も止めに入ってくれそうだ

『もう二度と失うのは御免だからね
……アレ、私何か失ったものあったっけ?
この前失くした鉛筆くらいしか思いつかないが……??』

いや、違うな……もっと何か大切なものだった気がする。思い出せないけど。
まあいいや……寝よう。


「…して……!
返……よ……!!!」


「い………?
…………もう……よ」


「…………!!!!!」


その日の夢見はクッソ悪かった。
知らない女が倒れてる男抱えてもう1人の男になんか叫んでる夢。
何だそのアニメみたいなワンシーン。
コ〇ンか???

2005年10月31日 決戦当日

ギャラリーの集まる中、東京卍會とバルハラがそれぞれ登場した。
ドラケンと一虎が前に出る
だが場地の奪還を聞いた一虎は
何を思ったのか反泉を殴り倒した

「ぬりぃなあ。
仕切り?条件?
テメェらままごとでもしに来たのか?
オレらはテメェを嬲り殺しに来たんだよ!」

「おっぱじめるか?マイキー!」

マイキーの「行くぞ、東卍!」の一声で
抗争が始まった
一気に乱戦状態、その中でも一虎はマイキーに向かっていくが、ドラケンに阻まれた。
しかしその後ろから半間がドラケンに攻撃を仕掛ける。

「テメェの相手はオレだ、ドラケン♡」
「上等だよ、半間ァ」
「マイキーはテメェに任せたぞ、一虎〜」

一虎とマイキーは睨み合う状態になった
半間とドラケンも同様だった。

「楽しませろよォ?副総長」
「嬉しいぜ。久しぶりに本気になれそうだ」

「マイキー、この日をずっと待ってたぜ!」
「手加減しねぇぞ、一虎」

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あまね(プロフ) - まってます (8月27日 18時) (レス) @page36 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すごく面白いです!更新、お待ちしてます! (7月21日 15時) (レス) @page35 id: 6355dc07ef (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 泣きました! (7月14日 2時) (レス) @page35 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 雪(プロフ) - めっちゃ面白い!というか一虎尊い!!落ちは真一郎君がいいです!更新楽しみにしてます!待ってます! (2022年5月10日 21時) (レス) @page35 id: f98270bfe7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる - このお話好きすぎる!お話作るのうますぎて尊敬しかないです( ^ω^ ) (2021年12月26日 20時) (レス) @page35 id: ca34c0ec91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:インク | 作成日時:2021年9月13日 0時

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